【英語】知っている文法と使える文法は違う【だから話せない】

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成人を過ぎてから英語を始めても、「話せるように」なりました。

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こんにちは!

「話せる英語を身につけるブログ」のmioです。

今日の投稿では、英文法についてお話していきます。

こんな言葉を聞いたことがないですか?

「日本人は発音が下手だが、文法は得意」

「日本人は文法ばかり気にしている」

チクチク刺さって来る言葉ですが、確かによく聞きますよね。

つまり、一般的に「日本人は文法が得意」と言われることが多いように感じます。

しかし多くの日本人に英語を教えてきた私mioが思うに、日本人は特段英文法が得意ではないです。

むしろ、不得意かなと思うことの方が多いくらいです。

特にずっと中級レベルで停滞している人は、この「文法」で躓いているケースが多く見られます。

それどころかTOEIC900点以上の人でも、文法で引っかかっている人がかなり多いです。

意外ですよね。

ではなぜ一般的に「得意」とされている文法を、私mioは不得意だと言い切るのでしょうか。

これが分かれば、なぜ日本人が「文法は得意なのに話せないのか」がわかってきます。

このブログで一緒に学んでいきましょう。

中級レベルから抜け出せない人は、特によく読んでみてください。

ちなみに、21歳から勉強を始めて「話せる」ようになった私mioの英語はこちらから聞いて頂けます↓↓↓

 

それでは、学んでいきましょう!

「知ってる文法」と「使える文法」は違う

早速ですが、これが答えです。

ほとんどの人は、文法を「知っている」だけで、使えていないからです。

「知っている」だけでイコール「得意」とされるのは、テストの点の話です。

英語を話したいなら、知っている文法を使わないのは残念ながら「知らない」のと同じなのです。

もちろん、「知っているだけ」でもリスニングで役に立つことはあるでしょう。

しかし、それでも自ら使えていなければ理解度は落ちます。

自ら使い、間違え、それを繰り返して本当にその文法を自分の物にした時に初めて、相手の文法も正確に意味を取れるようになります。

では、文法を知っているだけで使わなかった場合、どんな英語になってしまうのでしょうか。

多くの日本人は、以下のスタイルで英語を話します。

SVO/SVC, because SVO/SVC.

もしくは、

SVO/SVC to V.

つまりこんな感じです↓

例 1) I like English because it’s cool.
(= S V O because S V C)

例 2) I can’t speak English because it’s so difficult.
(= S V O because S V C)

例 3) I should study it more to speak English well.
(= S V O to V)

如何でしょうか?

間違ってはいませんが、何だか表面的なことしか言えていない感じがしませんか?

もちろん単語は話題により入れ替わりますが、多くの人がこの「単語ベースのSVO/SVC」以上の文法をほとんど使えていないのです。

中級でずっと躓いている人、TOEICの点数が高いのにも関わらず何故か言いたいことが言えない人、皆さんこういう英語を話しています。

つまり単純に単語ベースのSVO/SVCを細切れに繋げているだけなのです。

しかし、皆さんが知っている文法はこの基本文型だけですか?

いや、もっと色々学んできたはずですよね?

関係代名詞は?

関係副詞は?

間接疑問文は?

how節は?

仮定法は?

日本の高校を出ていれば、大多数はこれらを一通り学んでいるはずです。

また、これらが駆使された英文を「読む」ことも、文法問題を「解く」ことも、場合によっては「書く」こともできる人が多い。

しかし会話となると、これらを「使う」という発想が全くないまま、必死に主語と動詞に目的語をつけてヒーヒー言いながらやっと一文完成させる、という英語になってしまっているのです。

何を隠そう、私mioの英語がずっとこれでした。

脳みそフル回転でやっと一文絞り出しても、日本語のように深いことまで伝えられている感覚が全くありませんでした。

その大きな原因の一つは、文法を使いこなせなかったからです。

残念なことに、単純な単語ベースのSVO/SVCでは、何も伝えられません。

表面的で、何のニュアンスも表現できないからです。

知っているだけではダメなのです。

英語を話せるようになりたければ、これまで逃げてきた難しい文法を、今こそ「使って」ください。

そうでなければ英語は話せるようになりません。

では、どんな文法をどのように使っていけばいいでしょうか?

知っている文法を使うとはどういう事か

知っている単語を使うとはどういう事か。

多様な文法を駆使したら、あなたの英語はどう変わるのか。

上の例文を使って違いを比べてみましょう。

例 1) I like English because it is cool.

こう変わる → If I had to name one thing that I like, it would be English because I love how it sounds.

もし好きなものを一つ挙げるなら、英語です。なぜなら聞こえ方がとても好きだからです。

例 2) I can’t speak English because it’s so difficult.

こう変わる → It’s not an easy thing for me to speak English because of its complexity.

その複雑さから、英語を話す事は私にとって簡単ではないです。

例 3) I should study it more to speak English well.

こう変わる → If I didn’t study English harder than ever, I wouldn’t be able to speak it.

これまで以上に一生懸命勉強しなければ、私は英語を話せるようにならないだろう。

いかがでしょうか。

仮定法、関係代名詞、how節などの文法が使われています。

皆さんが目指す「話せる英語力」とは、こういう英語がさらっと口から出てくる事ではないですか?

少なくとも、私はこういう英語を目指していました。

単に事実を淡々と述べるのではなく、時には少し柔らかい言い方だったり、直接的すぎない言い方ができる。

そんな英語を目指していたはずでした。

しかし、勉強しても勉強しても、終いにはTOEICで900点を突破しても、このような英語は一向に話せるようになりませんでした。

そしてその原因が、「文法」であるとは全く考えていなかったのです。

なぜ気付くまでにそれほど時間がかかってしまったのでしょうか。

「知っている=身についている」の錯覚

発音や単語の必要性は前々から認識できていたのに対して、

「知っているにも関わらず使えていない文法が多すぎる。だから話せないんだ」

という事は英語を始めてかなり経ってからやっと気づきました。

なぜなら、文法問題が解けたり、読めたり、TOEICで高い点数が取れると

「知っている」=「身についている」

と錯覚してしまうからです。

実際、上の英文も「読む」のは全く問題ないと言う人が多いでしょう。

そうすると、「使う」というフェーズが残っていること全く意識せずに進んでいってしまうのです。

実際に私が教える英会話レッスン(→詳しくはこちら)でも、

「〇〇の文法、使えていますか?」

という生徒さんへの質問に対して最も多い答えが、

「そういえば使えてないかも…」です。

使えているかいないかも曖昧、でも多分使えてないと思う、という状況なのです。

「知ってる」=「身についている」

を、一度疑ってみる価値はありそうですよね。

単語より文法?

上記の気付きの後、私は文法に注力した話し方を意識するようになるのですが

「使える文法を増やす方が、単語を増やすよりも効率的に英語が話せるようになる」

という事にも気付くことになります。

例えば、上で挙げた英文を見てみましょう。

シンプルすぎる子供のような文章から、英語らしく大人っぽい、そして具体的な文章に生まれ変わりました。

しかし、単語はそれほど高度にしていません。(少し難しいのは ’complexity’ くらいですね)

単語を増やさなくても(もちろん増やす努力はしますが)、あらゆる文法を使えるようになれば細かなニュアンスまで伝えられるのです

しかし英語が話せない多くの日本人は、このことに気づいていません。

ここに行き着くまでに「頑張ったけどなぜか話せるようにならなかった」と、辞めてしまうのです。

では、どうすれば多様な文法を使えるようになるのでしょうか。

どうすれば多様な文法を使えるようになるか

まず、そもそも文法の理解が怪しい…と言う方は、もちろん基本を理解するのが先です。

文法書で私がオススメしているのは、こちらのGrammar in Useです↓↓↓

 

ネイティブが書いた非ネイティブのための文法書で、実践的な文法が学べます。

生徒さんにも何回もオススメしてきました。

基礎から勉強したい方はこちらの赤い方からどうぞ↓↓↓

 

実は、まだ基礎を理解できていない状態というのは、やるべきことがはっきりしている上にインプットの段階なので、である意味簡単です。

問題はその後。

理解した文法を「使う」、つまりアウトプットの段階です。

やり方は、「使おうとする」。

これしかありません。

そして、相手の反応やネイティブの使い方を見ながら、ちまちまと修正していく。

この繰り返しが唯一、多様な文法を「使える」ようになる方法です。

たとえ毎日英語を勉強して、毎日オンライン英会話で話していても、文法は勝手に使えるようにはなりません。

使おうとするその一歩を自ら出さなければ、永遠に「知ってるけど使えない」ままです。

もちろん最初は間違えまくるし、会話も止まるでしょう。

頑張って使ってみても、ネイティブに通じずポカンとされると辛いです。

そのうち段々怖くなって、使いたいのに使えなくなる。

でも、それは想定内です。

私もそういう思いをしてここまで来ました。

無傷で手に入れられるほど、英語は易しくありません。

傷ついてでも手に入れたい気持ちがある人だけが、先に行けます。

がんばりましょう。

一人でやっていくことに自信がない人は、喜んで私mioがお手伝いします。

mioの英会話レッスンはこちらを参考に。

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それでは、お疲れ様でした!

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