‘enjoy’ を「楽しむ」以外の意味で使って英語をレベルアップしよう!

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こんにちは!

「話せる英語を身につけるブログ」のmioです。

今日の投稿では、英語初級者でも知っている ’enjoy’ についてお話して行きます。

「~を楽しむ」と言う意味がある ’enjoy’ ですが、「楽しむ」だけで使うのは勿体無い!

実はネイティブは、’enjoy’ を「〜を楽しむ」以外の意味でも使うんです。

日本人にはなかなか思いつかない、ネイティブのクリエイティブな使い方、学んでみませんか?

あなたの英語をレベルアップさせること間違いなしです!

‘enjoy’ を使って「好き」を表す

まず、最初の意味は ‘enjoy’ を使った「好き」です。

今まで「楽しむ」の意味で使っていた’enjoy’…本当に「好き」という意味があるの??

と、驚かれた方。

この先の説明を注意して読んでみて下さいね!

多くの日本人が考える、鉄板の’enjoy’の使い方といえば、

“I enjoyed the party last weekend.”
「先週末のパーティーを楽しんだ。」

“It looks like he enjoyed the workshop.”
「彼はワークショップを楽しんだようだ。」

こんな使い方ですね。

‘enjoy’ の目的語として、「単発のイベントや行事」等が使われる傾向にありますね。

実はこれが問題なんです。

日本語的に考えると、「楽しむ」の対象は単発のイベントや行事なので、日本人の’enjoy’の使い方は「楽しむ」に限られてしまうんです。

しかし、ネイティブは’enjoy’をもっとクリエイティブに使います。

それが「好き」を表す’enjoy’です。

ここから、アタマを柔軟にして考えてみましょう。。。

どのように使うのか、具体例を見て行きます。

“She enjoys my meals.”
「彼女は私の料理が好きだ。」

“My cat enjoys walks on the roof.”
「私の猫は屋根を歩くのが好きだ。」

“I enjoy his way of laughing.”
「彼の笑い方が好きだ。」

“He enjoys our midnight calls a lot.”
「彼は私たちの夜中の電話が大好きだ。」

a lot の使い方はこちらも参考に: 【文法説明なし】もっと簡単に a lot を使いこなす考え方

如何でしょうか?

このように、’enjoy’を「好き」の意味で使う場合、目的語は「単発のイベントや行事」ではなく、「習慣的な物や事」になります。

つまり、

「習慣的に〇〇を楽しむ」=「〇〇が好き」

と、解釈するのが「好き」の ‘enjoy’ なんです。

「うちの猫は、屋根を散歩するのを楽しんでいる」という状況が習慣的に、何度も行われているのなら、その猫は屋根を散歩するのが「好きだ」と言い切れますよね。

また、時制についても注目してみましょう。

「楽しい」意味の ’enjoy’ の場合、時制は「そのイベントや行事」が行われた時制と一致するのに対して、

「好き」の’enjoy’は「習慣的」な物・事に対して使われるため、「現在形」が使用されます。

過去形を使ってしまうと、過去の一回だけの行為についての話になってしまいます。

「好き」な状態というのは、一回きりのことだけでなく、習慣的・反復的な物・事に使われますよね。

そのため、ここでは「現在形」を使うのが正解です。

どうでしょう?

少し、’enjoy’ の使い方についてアタマが柔軟になってきましたか?

では、もう少しだけ「楽しい」「好き」以外の ’enjoy’ も学んで行きましょう!

‘enjoy’ を使って「堪能する」を表す

続いては、’enjoy’ を使った「堪能する」の意味です。

まずは日本語の理解から…

「楽しい」「堪能する」の違いは何でしょうか?

以下、web辞典からの一部抜粋です。

堪能 [名](スル)《「た(足)んぬ」の音変化。「堪能」は当て字》

1 十分に満足すること。「おいしい料理を堪能する」 引用:goo辞書

なるほど、ただ「楽しむ」だけでなく、「十分に満足する」という意味があるんですね。

ではこれを踏まえて、「堪能する」の意味の ’enjoy’ について考えてみましょう。

“She enjoys the lavish life thanks to her husband’s income.”
「彼女は、夫の収入のおかげで豪華な人生を堪能している」

※ thanks to ~(~のおかげ)について詳しくはこちら:【Thank youだけじゃない】thankで「よかった!」「あなたのおかげ」

“I’m enjoying the sunshine here in Spain.”
「スペインで日光を堪能しているところだ。」

“I’m enjoying the silence after the loud, messy party.”
「騒がしく、ひっちゃかめっちゃかのパーティーの後の静寂を堪能しているところだ。」

“He has been enjoying his stock earnings since he started it last year.”
「昨年株を始めてから、彼は株からの収益を堪能している。」

このような感じで使います。

「株からの収入を楽しんでいる」だと少し不自然ですが、「株からの収入を堪能している」だとスッと頭に入って来ますね。

‘enjoy’が「楽しむ」だけだと考えると、冒頭でもお話しした通り、パーティー、イベント、スポーツなど「楽しそうな」事柄が対象になります。

つまり、上の例であげた様な「静寂」「収入」などは’enjoy’の目的語になるとは考えもつかない日本人が多いんですね。

‘enjoy’に「堪能する」という意味があると理解できれば、「楽しそうなイベントなど」以外の目的語を使い、色々な表現ができそうですね。

また、「好き」に比べ、「堪能する」は単発の物・事にも使われるので、時制は文脈により変化しているのがわかります。

自分が使うときはもちろん、’enjoy’ を「楽しむ」以外の意味で使われているのを見たり、聞いたりした時は、時制にも注目して意味を考えてみましょう!

 

如何でしたでしょうか?

いつも何気なく使っている’enjoy’でも、他に多くの使い道があることがわかりましたね。

この様なシンプルで簡単な英単語でも、日本人が知らない使い方はたくさんあります。

普段からネイティブの使い方に注意して学習してみましょう!

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それでは、お疲れ様でした!

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