こんにちは!
「話せる英語を身につけるブログ」のmioです。
今日のブログでは、
「海外ドラマを使って単語を勉強するメリットと方法」
についてお話しして行きます。
英語を話す上で、
「適切な単語が出てこない・・・」
と単語に苦手意識を持っている人は多いと思います。
ではこれは、「分厚い単語帳」をひたすらに覚えて行けばいつかは解消されるのでしょうか?
私はそうは思いません。
実際に私mioは、単語帳から単語を学ぶ、という学習方法を21歳の時から10年ほど断ち切っています。
では、どんな方法で単語を覚えればいいのでしょうか?
先に答えを言ってしまうと、私は海外ドラマなどの「英語コンテンツ」から学んでいます。
ではそのメリットとは?
そして、「英語コンテンツ」を活用した具体的な学習方法とは?
単語の学習方法を模索中の人は、是非読んでみてくださいね!
なぜ単語帳ではダメなのか
日本では「単語帳」という学習本が市民権を得ています。
学生時代にター○ットを覚えまくったという人も多いのではないでしょうか。
しかし、少なくとも高校生で習うような基本レベルが大体頭に入っているのであれば、もう単語帳を使っての学習はやめたほうが良いというのがmioが正直に思うところです。
理由は以下です。
理由① 単語帳はそもそも記憶しづらい
文字の羅列である単語帳を使っての勉強は、そもそも記憶しづらい方法です。
ストーリーやキャラクターに関連されてもいない、ただの文字を簡単に覚えられるほど人間の脳はうまくできていません。
このため、単語帳は勉強方法としてあまり効率が良くないのです。
「覚えられないのは自分の記憶力が悪いんだ、努力が足りないんだ」
と、思ってしまっていませんか?
私は、単語帳の単語が頭に入りづらいのは、学習者のせいではないと思っています。
方法に問題があるのです。
理由② 適切な使い方を学べない
一口に「単語」と言っても、意味とスペルを覚えるだけでは、自然に使いこなせるまでは決して学べません。
例えば、’realize’ と ‘notice’ はどちらも「気づく」ですが、
’realize’ は「気づいてじっくり理解する」だし、’notice’ は「瞬間的に気づく」という意味で、使われるシーンは全く異なります。
つまり、単語帳で単語を覚えても、
「いつ、どんな場面で使われるのか」
が学べなくては適切に使えないのです。
これらのような理由から、私は単語帳を使っての学習はオススメしていませんし、もちろん私自身も使っていません。
では、
「単語を覚えなくてはいけない」
というニーズに対し、上記を理由に
「単語帳を使うべきではない」
のであれば、どのように対策をとっていけばいいのでしょうか?
このブログならではの「話せる英語」のための学習法と、そのメリットをご紹介します。
実際に使われている中で覚える
単語を覚えるのに最も効果的な方法の一つは、
「実際にネイティブが話している(書いている)文章の中で単語を覚える」
という方法です。
どういう事でしょうか?
つまり、単語帳のように一つ一つ個別に並んでいる単語を覚えるのではなく、
実際にネイティブが使っている単語を覚えるという方法です。
この勉強法には、以下のコンテンツが使えます。
- 海外ドラマ
- 洋画
- tedtalk
- ディズニーなどの海外アニメ
- 海外ニュース
- 海外ジャーナル
- 英字新聞
- 洋書
なぜこれらのコンテンツで単語を学ぶことが効率的な学習に繋がるのでしょうか?
メリット① ストーリーに関連づけられていることで単語が覚えやすい
これらのコンテンツは、そもそも日本人向けに作られた教材ではなく、ネイティブが楽しんだり情報収集するためのものです。
それは文字だけの世界ではなく、映像や画像とともに様々なストーリーがあり、感情や情景の中に英単語がちりばめられた世界です。
つまり、
「情景・シーン・文脈・キャラクターの感情」
などと関連づけて単語を学ぶことができるのです。
人は、文字単体よりも、ストーリーや情景とセットの方が覚えやすい傾向にある生き物です。
そのため、これらのコンテンツから学ぶ単語は、単語帳の文字の羅列を覚えるより圧倒的に記憶に残りやすく、効率よく覚えられるのです。
メリット② 単語の「使われ方」を学べる
他にも、英語コンテンツから単語を学ぶメリットはあります。
ネイティブも日常で楽しんでいる英語コンテンツに触れることは、「その単語の正しい使われ方」に触れることでもあります。
「ネイティブがどの単語をどのように使っているか」
を、情景やシーンと共に学ぶことができるのです。
すると、
「似たような単語の明確な”使われ方”の違い」
にも気づけます。
例えば先ほどの ‘realize’ と ‘notice’ の例でいうと、
【気づいてじっくり理解する ‘realize’】
(例)
恋人と別れて初めて大切さに「気づいた」というシーン
“After I broke up with Karen, I realized how much she meant to me.”
「Karenと別れて、彼女がどれだけ大きな存在だったか気づいたんだ。」
【瞬間的に気づく ‘notice’】
(例)
電話に「気づかず」、ミーティングに参加できないというシーン
“Sorry, I just noticed you called an hour ago, so I’m afraid I can’t join the meeting.”
「ごめん、一時間前の君の電話に今気付いたから、残念だけどミーティングには参加できない。」
如何でしょうか。
このように、シーンや文脈から ‘realize’ と ‘notice’ を比べると、その違いが明確にわかりますよね。
このような単語の使われ方を情景やシーン、またキャラクターの感情と関連づけて学ぶことで、多くの単語を「効率的に」そして「正しく」覚えることができるのです。
私mioは、この方法が単語帳から文字の羅列を暗記するよりも遥かに良い方法だと信じていますし、実際私が使う英語はこれらのコンテンツから学んだ単語で埋め尽くされています。
英語コンテンツを使った単語の覚え方
では、英語コンテンツを使った単語勉強法のメリットがわかったところで、これらの英語コンテンツを使ってどのように単語を学ぶのか、その方法も知っておきましょう。
例として、一番オススメの海外ドラマで単語を学ぶ時の方法をご紹介します。
他のコンテンツを使う時も、基本的には同じ方法を応用します。
- まず、1エピソード20~30分程度の物を日本語字幕をつけて1回視聴し、ストーリーを大体頭に入れる。
(※ 映画の場合は長いので、あるシーンまでの一部分だけを対象とすることをオススメします) - その後、英語字幕に切り替え、キャラクターの英語について行くつもりで数回視聴する。
(二~三回くらい繰り返す。この時点で全然ついて行けてなくてもOK。キャラクターが話す英語の「リスニング」と英字幕の「リーディング」を同時にやる感覚で!) - 慣れてきたら、英字幕のままもう一度視聴し、知らない単語に出会う度に止め、意味を調べながらもう一度観る。
(知らない単語が多くて全くストーリーが進まない、という人もいると思いますが、それで大丈夫です。mioもそうでした^^) - 時間をかけて3を完了したら、2をもう一度。今度は単語の意味と使われ方(シーンや話し手の感情など)、そして発音にも注意しながら観る。
- 4を数回繰り返す。
ここまでのステップを、ドラマであれば1シーズン分、映画であれば1~2本分くらい続けてみましょう。
(ちなみにmioの場合は、これまでに10種類近くのドラマをほぼ全シーズン観ています)
全て見終わる頃に、どれだけの単語の「意味」「使われ方」「発音」までを覚えられるか、考えてみてください。
単語帳を30ページ覚えるよりも有効な時間の使い方だと、私mioは信じています。
本気で英語を「話せるようになりたい」このブログの読者さんに、自信を持ってオススメできる方法です!
いかがでしたでしょうか?
単語を覚えるという作業は、英語学習の中でも退屈で進歩を感じづらい分野でもあります。
少しでも効率的に、そして楽しく学べるよう、今日ご紹介した方法を是非お試しください。
このブログを書いているmioです!
成人を過ぎてから英語を始めても、「話せるように」なりました。
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