こんにちは!
「話せる英語を身につけるブログ」のmioです。
今日のブログでは、私が英語を「話せる」ようになった過程で特に大事にしていた考え方についてお話します。
これは、一体どう言うことなのでしょうか?
私mioは、このブログを読んでくれているあなたのように、かつては全然英語が話せない自分にもがく普通の女の子でした。
成人を超えてから「話せる」英語を身につけられる日本人は本当に少ないですが、なぜ私mioがその「少数派」に入れたのかと言うと、答えはこの
「勉強より練習」
と言う考え方を大事にしていたからだと思っています。
これは、英語を「話せる」ようになるための唯一の方法なんです。
mioの英語はこちら↓↓↓
では、英語を「練習する」とは具体的にどのようなことなのでしょうか?
mioと一緒に、話せる英語を習得する唯一の方法を学んで行きましょう!
英語は「学問」ではない。コミュニケーションツールだ。
「英語」は、日本では義務教育で教えられたり、大学受験の科目であることもあり、
「学問」
だと捉えられがちですが、実態はそうではありません。
英語の実態は、「コミュニケーションツール」です。
(もちろん「言語学」としての英語も存在しますが、このブログは「話せる英語」にフォーカスしていますので、「言語学」としての英語とは切り離して考えます。)
まず日本人は、英語が「学問」ではなく「コミュニケーションツール」であると言うことを芯から理解しなければいけません。
「コミュニケーションツール」として英語を使うのであれば、英語のテストで100点取ろうがそんなことは関係なく、「自分の言いたいことを英語で相手に伝えられた時」のみ、その意義を発揮します。
そして、その習得の過程はどちらかと言えば「スポーツ」に近いと思っています。
多くの日本人が思っている「英語の勉強」(つまり文法や単語の勉強)は、サッカーで言えばせいぜいルールを覚えたり、細かいテクニックの理屈を覚えることです。
もちろん、ルールを覚える(=文法や単語を覚える)は基礎中の基礎であり、これがなければサッカーをプレイすることは決してできませんが、
サッカーが上手くなりたければ、ルールを永遠と覚えることはしませんね。
サッカーが上手くなりたければ、まずは一時間くらいでルールを頭に入れ、それ以降は
「プレイしながら」
上達していくものです。
「話せる英語の習得」は、この過程に近いものだと思ってください。
英語は「数学」や「国語」と並ぶものではなく、「サッカー」と並ぶものです。
まずは、
「英語は机に向かってひたすら勉強する ”学問” である」
と言う、全ての日本人の頭にこびり付いた前提を頭から引き剥がし、この事をしっかり理解しましょう。
勉強3割、練習7割
もちろん英語のルールを覚えることは一時間では済まず、数ヶ月から一年を要するかもしれませんが、ある程度頭に入った以降の
「やりながら覚える」
ことが効率のいいやり方である点はサッカーと同じです。
そして、その割合は
勉強3割、練習7割
です。
つまりその多くを「練習」に費やすと言うことですね。
「話せる英語」における「練習」とは、つまり「実際に英語を話す」と言うことです。
日本で英語を話す機会がない…と言う人はこちらを参考にしてみてください:日本で英語を話す機会はどうやって作る?
では勉強3割、練習7割の割合で、具体的にどのように実行していくのかを学んで行きましょう。
教科書を使わない「勉強」
まずは、「勉強」の話です。
「練習」はとても大事ですが、ただ練習ばかり闇雲にしていればいいのか?と言うと、それは違います。
比重は少なくても、「勉強」の時間は必ず必要です。
サッカーも練習ばかりしていても、自分の弱点を修正するための理屈はわかりません。(そもそもルールも勉強しなければ覚えられません。)
ドリブルが下手なら、上手い選手を見習ったり、本を読んだりしてまずは
「理屈で理解(=勉強)」
しますね。
「上手い選手は、自分とはどのように足の動きが違うのだろう?」
「どのタイミングでボールを蹴っているのだろう?」
こんな事を理屈で理解します。
そして、頭で理解したことを「実践(=練習)」で磨き、自分のものにするのです。(練習についてはこの次に話します)
「話せる英語」の習得も、これと全く同じです。
ではその具体的な「勉強方法」とは?
「勉強」とは言っても、mioのやり方では「教科書」を使いません。
私mioは、英語が全く話せなかった21歳から現在の30歳になるまで、「教科書」を使って勉強した時間は合計2時間くらいしかありません。
つまりこの10年近く、ほとんど教科書は使っていません。
ではどうやって勉強していたのか?
「疑似実践」で勉強していました。
疑似実践とは、その名の通り、「実践」を疑似体験することです。
ネイティブの英語に触れる体験を、「海外ドラマ」や「洋画」、または「海外ジャーナル誌」などで代用します。
そこから「単語」や「文法」や「発音」を勉強するのです。
- 海外ドラマや洋画を英語字幕で見る。
- 知らない単語に出会う度に都度再生を止めながら、意味を調べ、メモしていく。
- 単語の音と意味がわかったところでもう一度再生。
そして、
- 海外ドラマや洋画を英語字幕で見る。
- 文法が複雑で意味がわからなかったセリフのところで止め、英語字幕を見ながら文構造を理解する。主節と従属節の関係など。
- 文構造がわかったところでもう一度再生。
「会話するのに自然な英語」は、ネイティブの英語の中にしかありません。
教科書の英語は、多くの場合「書き言葉」であり、「英語を話す」ことには向いないのです。
詳しくはこちらのにも書いてあります:3年後に英語を話せるようになる為に今しておくべき事
なので、机で教科書とにらめっこしている暇はありません。
「ネイティブの英語」から学ぶ時間を一時間でも多く摂りましょう。
私mioが運営する動画コースからも、「ネイティブが使う表現だけ」を音声付きで学べます。
詳しくは「話せる英語マラソン」動画コースをチェックしてみて下さい。
弱点を見つけ、それを磨く「練習」
「勉強」でルールや理屈を理解したら、今度は早速「練習」してみます。
「練習」することで自分の弱点や癖を見つけ、その弱点を磨いていきます。
「弱点」とはつまり…
「自分は単語力がないのか?」
「文法で行き詰まり、文章が続かないのか?」
「発音が下手なのか?」
おおよそこんな悩みを抱える人がほとんどでしょう。
そして、見つけた弱点を重点的に「練習」し、磨いて行きます。
この「磨いていく」過程を、机に向かって黙々と「勉強すること」だと勘違いされる方が多いですが、この「磨く」過程は「練習」で行います。
つまり、ちゃんと口を使って「英語を話す練習」を行うことで磨いていくのです。
サッカーの練習も同じですね。
ドリブルの技術を磨きたければ、ドリブルを練習しまくりますよね。
サッカーの場合は「足や体の動かし方」を練習で磨きますが、英語の場合は
「舌や口の動かし方」
を練習するのです。
これは本当にスポーツの練習と似ています。
もちろん頭で考えながらですが、それに従って口と舌をどう動かすのか。
ネイティブはどう動かしているのか。
何度も何度も何度も同じことを繰り返し、だんだんと自分のものにしていくのです。
このブログを読んでいるあなたも、今までに同じような「練習」の経験、ありませんか?
ピアノの練習…初めは指の動きがぎこちないですが、何度も練習すると止まらずに弾けるようになりますね。
ゴルフの練習…初めはボールに全然クラブが当たりませんが、何度も研究(勉強)し、練習を繰り返すことで当たるようになりますよね。
そしてサッカーやその他のスポーツ。
これらと、英語の「練習」は凄くよく似ています。
本当に大事なのは自主練
さてここまで、英語を「話せる」ようになるには、「練習」が必要だと話してきました。
ここで言う「練習」とは「英語を実際に話すこと」なので、日本で英語を話す機会はどうやって作る?で紹介している方法を使い、英語を「話す」ことを強くお勧めします。
しかし、いつもいつも人と会ったりオンラインで会話しなければ「練習」はできないのでしょうか?
いえ、そんなことはありません。
「自主練」
と言う方法があります。
スポーツと同じですね。
人との「会話」が「練習試合」なら、一人での練習は「自主練」です。
「練習試合」は、人の予定に合わせなければいけないので、空いた時間に少しでも練習したい!と言う場合には向きません。
では、英語を「自主練」、つまり「一人で英語を話す練習」をするにはどうすればいいでしょうか?
それには、「シャドーイング」と「英語で独り言」が効果的です。
「シャドーイング」について詳しくははこちら:一人で英会話を練習したい人にお勧めの3つの練習方法
「英語で独り言」について詳しくはこちら:帰国子女じゃなくてもネイティブにWhy is your English so good?と言わせる3つの方法
「練習試合」でどれだけ自分の実力を発揮できるかは、「自主練」でどれだけコツコツ積み上げられたかにもよるでしょう。
一人の時間に、どれだけ積み上げられたか。
これが確実に「話せる英語」への鍵です。
「話せる英語」の王道サイクル
このように、何かをモノにするためには
「勉強」と「練習」
を3:7の割合で繰り返し行うことが大切です。
つまり、こんなサイクルです。
- 「勉強」でルールを覚える
↓ - 「練習(実践)」で弱点を知る
↓ - 「勉強」で弱点の克服方法を理解する
↓ - 「練習(実践)」で勉強の成果を発揮し、更に磨く
↓ - 2に戻る
これが、「話せる英語学習」王道のサイクルです。
これを繰り返すことだけが、「話せる英語」の唯一の習得プロセスです。
世の中には様々なメソッドなど紹介されていますが、ほとんどの場合そのメソッドもこの5つのどれかに分類することができます。
これを繰り返すことだけが確実に「英語を話せるようになる」方法なんです。
繰り返しになりますが、日本にいながらにして英語を話す機会を得るには、こちらを参考にしてください:日本で英語を話す機会はどうやって作る?
如何でしたでしょうか?
「英語は学問」だという考えから、「英語は練習によって上達するスポーツに近いもの」だと言うことが、なんとなく理解できましたでしょうか?
もしあなたが、「英語をなんとしても話せるようになりたい!」と思っているならば、この考え方を是非毎日の学習に取り入れて見てください。
きっと、3年後にはその本当の意義がわかるはずです。
このブログを書いているmioです!
成人を過ぎてから英語を始めても、「話せるように」なりました。
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