【上級者なら知っている】Weをうまく使ってダイレクトな表現を避ける

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こんにちは!

話せる英語を身につけるブログのmioです。

今日のブログでご紹介したいのは、英語学習者なら誰でも知っている代名詞 ‘we’ についてです。

誰しも、’we’ が「私たち」という意味であることは知っていますが、’we’ を単なる「私たち」だとしか捉えていないなら、それはもったいないことです。

例えば、’we’ を使って相手に配慮した英語表現ができることをご存知ですか?

英語を「話せる」ようになるために必要なのは、

中学生でも知っている英単語や表現を駆使して、如何に多様な表現や感情を相手に伝えることができるか

だったりします。

では、’we’ をどのように使えば、相手に配慮ができる英語表現ができるようになるのでしょうか?

一緒に学んで行きましょう!

その前に、

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それでは、本題に戻り ‘we’ を学んで行きましょう!

日本語と英語における「主語」の位置付け

まず、日本語と英語における「主語」について考えてみましょう。

「私たち」という表現は、日本語では英語ほど使われることはありません。

何故なら日本語の場合、「私たち」に限らず「主語」は省略されることが多いからです。

「私たちはオフィスに戻った方がいいよね」

と言う人はおらず、

「オフィスに戻った方がいいよね」

と、「主語」を省略して話す人がほとんどですよね。

理由は諸説あると思いますが、私が考えるに、日本語は「直接的な表現を避ける」言語なのではないかな、と思っています。

「誰」のことを話しているかを曖昧にすることで、角を立てずにコミュニケーションを取ることができる言語なのだと思います。

対して、英語はどうでしょうか。

日本語と違い、ほとんどの場合は必ず「主語」を明確にする必要があります。

上の例文で言えば、

“Should go back to the office.”

ではなく

We should go back to the office.”

と、主語を明確にします。

(例え ”Let’s go back to the office” と言ったとしても、”Let’s” は “Let us” の省略系なので、相変わらず ‘us’ を使い、誰の話なのかを明確にしています。)

こうすることで、英語圏の文化では、「行動を起こす人物」「責任の所在」がかなり明確に示されます。

日本語と違い、白黒はっきりしているんですね。

このように日本語と「主語」の扱い方が異なる英語なので、実は私たち日本人は、英語における「主語」の使い方が上手くはありません。

特に気をつけなければいけないのが、’you’ の使い方です。

‘you’ は、使い方によっては「直接的でやや失礼な表現」になってしまう場合があります。

そして、そこに ‘we’ を活用すべき理由が隠れているのです。

こちらもオススメ:初心者でも使いやすい基本副詞 Actually, Basically, Totally で英語をレベルアップ

‘you’ は何故失礼?

例えば、仕事上誰かのミスで業務に滞りが発生してしまったとします。

そんな時、あなたがミスを起こした人物に注意をするとしたら、どんな英語で注意しますか?

仮に、

「もっと早く仕事をこなして、次は納期に間に合わせなきゃ」

と注意するとしたら、

“You should get your job done faster to meet the deadline next time.”
「あなたは、次はデッドラインに間に合わせるために、もっと仕事を早く終わらせるべきだ。」

などという英語が考えられますね。

この表現は文法的にはどこも間違ってはいませんが、何だか少しトゲがあるような感じがしませんか?

理由は、「主語を明確にする」という英語の特徴が大きいでしょう。

人は、

「あなたはこうするうべきだ」

と、明確に自分に対して言われると、かなりのプレッシャーを感じてしまう生き物です。

この文章だと怒られているような感じすらしますよね。

「でも、実際に仕事を改善すべきはその人(= you)なのに、これ以外にどんな表現をすればいいの?」

と、思いますよね。

ここで ‘we’ が大活躍するのです。

‘we’はダイレクトな表現を避ける救世主

‘we’ の意味は確認するまでもなく「私たち」ですが、この「私たち」という表現は、英語初心者がしてしまいがちな

「ダイレクトでやや失礼な表現」

を、避けるための救世主になります。

どういうことでしょうか?

「あなたはこうするべきだ」

と言う代わりに、

「私たちはこうするべきだ」

と、「あなた」の代わりに「私たち」を使って言い換えるのです。

先ほどの例文なら、

We should get our job done faster to meet the deadline next time.”
「私たちは、次はデッドラインに間に合わせるために、もっと仕事を早く終わらせるべきだ。」

と、’you’ の代わりに ‘we’ を使って言い換えます。

すると、’you’ を使ったトゲのある表現が、たちまちマイルドになり、英語に品が出ます。

日本語でも、同じような状況で表現をマイルドにしたい場合に

「もう少し早く終わらせようか。」

など、「~しよう」を使い、あたかも「あなたの問題ではなく、私たちの問題でもある」かのように話し、角が立たないように表現する場合がありますよね。

主語を明確にする英語においても同じで、‘we’ を主語とすることで、プレッシャーを一人の人物に集中させすぎないように表現されることがあります。

いくら「責任の所在を明確にする」文化のある英語でも、柔らかい発言が好まれる状況というのは存在するんですね。

そんな時に ‘we’ を使います。

こちらもオススメ:ほとんどの日本人が知らない「あなた」以外のyou

‘we’ を使った婉曲表現いろいろ

では、 ‘we’ を婉曲的に使った文章をもう少し見てみましょう。

A: Hey, we’re going to be late for the show.
B: I know, but I just can’t choose my outfit..
A: We should have been ready an hour ago.

A: ねぇ、ショーに遅れちゃうよ。
B: わかってる、でも着ていく服を選べなくて・・
A: 一時間前には準備できているはずだったのに。

outfit: 着ていく服

 

A: Why are you still working on the report for that project? It was finished last week.
B: Yeah but looking back on old projects can give inspirations for the next one.
A: I understand that, but we probably should spend more time on the new project.

A: なんでまだそのプレジェクトのレポートやっているの?先週終わったよね。
B: うん、そうだけど昔のプロジェクトについて振り返れば、次のヒントになると思って。
A: わかるけど、多分新規プロジェクトにもっと時間を使うべきじゃないかな。

 

A: I don’t think this schedule will work out.
B: Wait, I thought we agreed on this plan.

A: このスケジュールは機能しないと思う。
B: 待って、このプランに賛成していなかったっけ。

このように、‘you’ を入れるべきところにあえて ‘we’ を使うことで、直接的な表現が避けられ、少し丸く、相手に配慮した英語になっていますね。

海外ドラマなどを見ながら、ネイティブがどのように ‘you’ や ‘we’ を使っているかにも注目して勉強してみましょう!

 

如何でしたでしょうか?

たかが ‘we’ ですが、この「’we’ を使った婉曲表現」を使いこなしている人の英語は、とても上品で礼儀正しく、日本ではかなりの上級者と言えます。

あなたの英語に差をつけるのは、「より高度な単語や文法」ではなく、このような「シンプルだけど相手を思いやる表現」だったりするのです。

表面的な英語の知識だけではなく、「コミュニケーションツール」としての英語についても、日頃から考えてみる癖をつけましょう!

そのためには、何と言っても英語を「話す」、実践的な練習が不可欠です。

「日常にスピーキングを練習する機会がない…」

という方は、この機会に勇気を出してそんな機会を作ってみましょう。

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是非、 ‘we’ を使った自然な言い回しも練習してみましょう。

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それでは、お疲れ様でした!

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