こんにちは!
「話せる英語を身につけるブログ」のmioです。
この「話せる英語を身につけるブログ」では、ただテストで良い点を取るだけでは満足しない、「本気で英語を話せるようになりたい」人たちのための「話せる英語」に関する hints & tips をたくさん投稿しています。(「話せる英語を身につけるビデオコース」もあります!)
では、何故みなさんは英語を「話せる」ようになりたいのでしょうか?
目的はそれぞれだと思いますが、多くの人は「英語環境で働きたい」「英語を使う仕事に就きたい」と思っているのではないでしょうか?
そのためには、希望する会社に「英語を話せる」ことを証明しなければいけない時があるでしょう。
多くの場合、TOEICやTOEFLの点数だけではなく、実際に面接で面接官と英語で話す、と言う方法で英語力を評価されるのではないでしょうか。
何故なら、職務内容にもよりますが、面接では「質問に対してどのようなトーンで答えるのか」や「どのくらいの速さで、どのくらいの具体性を持ってその場で答えられるのか」などを見られるからです。
これらはテストの点数では測れないですよね。
私mioも、今でこそ外資系の会社で上司や同僚と毎日英語を話して仕事ができるようになりましたが、かつて英会話初心者だった頃は「英語でスピーキング面接」というものに苦手意識を持っていました。(mioのプロフィールはこちら)
これまでに何度か英語面接を受けてきましたが、帰国子女や英語環境で育ったわけでもない、普通に日本で教育を受けてきた日本人にとって、英語面接は一大イベントです。
「ど緊張」してしまうのが普通の感覚でしょう。
私もそのようなことがありました。
ただでさえ、英語で自分の考えをスムーズに話すことは難しいのに、話す内容にも最大限気を使うことは、帰国子女でもない私たちにとって簡単ではありません。
では、どのように英語面接を乗り切れば良いのでしょうか?
今日の投稿では、私mioの実際の体験も交え、英語面接をうまく乗り切るためのコツをご紹介します。
こちらもオススメ:ビジネスシーンで英語で自己紹介しよう!
「面接の練習の前に、まずは基礎英語を鍛えたい」
という方は、世界的にもベストセラーの Grammar in Use で英文法をおさらいしましょう↓↓↓
ネイティブによる非ネイティブのための文法書で、圧倒的に「実践的」「自然」「正しい」英文法が学べます。
会話に必要な基礎文法は、この一冊で十分です。
超基礎から始めたい方には、こっちの赤い方をオススメします↓↓↓
それでは、本題に戻り学んでいきましょう!
1, 準備できるところは丸覚えしておく
まず基本中の基本ですが、面接では必ず聞かれる質問がありますよね。
- 自己紹介(これまでのキャリア)
- 志望動機
- 志望の会社に貢献できると思うこと
などなど。
日本語の面接でもこれらを準備する人も多いと思いますが、英語面接の前は特に、最低でもこのくらいは英語でスラスラと言えるよう、何度も練習しておきましょう。
何も考えなくても口から英語が出てくるくらい、何度も練習して覚えます。
そしてそれぞれの内容は、出来るだけ長く、内容の濃いものにしましょう。
例えば「これまでのキャリア」についてであれば、短いバージョン、中くらいバージョン、長いバージョンを用意しておきます。
これは、その覚えた内容全てを話すため、ではありません。
長く濃い内容を丸覚えする理由は以下の二つです。
- 必要に応じて、短いバージョンで話したり、長いバージョンで話すため
面接官によって、”Can you quickly talk about what you have done in your past career?”「あなたの過去のキャリアの中でどんなことをしてきたか、手短にお話頂けますか?」または”Any other achievements?”「他に功績は?」など、短い要約バージョンが好まれたり、より具体的な内容が好まれたり様々だからです。思いがけず、「他には?」と聞かれた時に「しまった!もう話す内容がない!」とならないよう、内容の濃いものを事前に用意しておきましょう。 - エピソードを使いまわしするため
内容が細かければ細かいほど、その準備してきた話を別の質問で使えます。
どの質問でどの内容が使えるかは当日になってみないとわかりませんが、一つのエピソードについて詳細な説明を用意しておき、「この質問にはあの内容が使える!」など、その全部、もしくは一部を応用して話すことができるのです。
具体的にはどのようなことでしょうか?
例えば、「これまでのキャリア」に関して以下を用意していたとします。
A, 短いバージョン
直近の会社でのメインの仕事内容
B, 中くらいバージョン (Aに追加)
メインの仕事以外に会社に貢献したこと
(例:部署内や多部署とのコミュニケーション向上のために社内イベントを開催した、作業効率向上のためエクセルを駆使した事務処理の方法について希望者にセミナーを開催したetc.)
C, 長いバージョン (A,Bに追加)
A, Bで得た、仕事面・精神面での成長、何故成長できたと思うか、等
(例:エクセルセミナーを開催したことにより、部署内で同じ作業にかかる時間を丸1日短縮できた、部署同士だけでなく会社単位でのコミュニケーションの重要性を痛感した、自分の持つ行動力とリーダーシップがこれらを実現させたと思う etc.)
「自己紹介」の場面ではAしか話さなかったとしても、例えば「あなたの長所」について思いがけず聞かれた時に、「行動力」を説明するためにBについて話すことができます。
また、「もし入社したら会社に貢献できること」という質問にもBやCの一部が使えそうですよね。
どの質問にどのエピソードが使えるかわからないからこそ、なるべく具体的に、自分についてを多く説明できるような内容を事前に準備しておきましょう。
2, 自分の考えを英語で話す練習をしておく
1で話した内容は、要するに「丸暗記」ですね。
しかし、面接の全てを「丸暗記」で乗り切れるはずはありません。
私は過去の英語面接で、イギリス人の面接官にこんなことを言われました。(英語はうろ覚えですが)
I want to hear something from you that you didn’t prepare the answer for.
「君が答えを準備していなかったことを聞きたいんだけど。」
これを聞いて、ドキッとしました。
完璧に準備していた綺麗な回答というのは、相手に伝わってしまうものです。
面接官は、英語のスピーキング能力以外に、その人の「考え」や「思考方法」に興味があるので、答えを準備していない生の考えを引き出そうとします。(当然ですが)
これを乗り切るためには、どうすればいいのでしょうか?
こればっかりは、一朝一夕にはいきません。
普段から「自分の考えを英語で話す練習」をしておく必要があります。
そしてこれは、英語面接のためだけでなく、あなたが本当に英語を「話せる」ようになりたいと思っているならば、絶対に行わなければいけない練習です。
何故なら、言語とは「コミュニケーションツール」であり、文法の正しさや発音の間違いを指摘し合う大会で行うパフォーマンスではないからです。
いくら文法が完璧でも、その人の考えが乏しければ、誰も耳を傾けません。
英語「を」話すことを最終ゴールとせず、英語「で」伝える・コミュニケーションを取ることを目指しましょう。
そのためには、普段から自分の考えを英語で考え、話せるよう練習しておくことが大切です。
オススメの方法は、オンライン英会話サービスを駆使し、時事問題などについて講師と英語で自由に討論する練習を繰り返し行うことです。
mioも使っているオススメのサービスは、ネイティブキャンプと言うオンライン英会話です。
以下は私がネイティブキャンプを受けている様子です↓↓↓
一回25分という制限付きですが、回数は無制限で講師さんと英語を練習することができます。
オンラインではなく、ネイティブと直接会って生の英語を学びたい方には英会話カフェLanCulがオススメ。
レッスン形式ではなく、ネイティブとカフェでお茶しているような自然な環境で英語を学べます。
また、このようなサービスを使用すること以外にも、普段から時事ニュースについて自分が考えることや思うことを、独り言でもいいので英語で話す練習をしておきましょう。
面接前であれば、ニュースだけではなく以下についても考えておきましょう。
などなど。
ネイティブキャンプについてはこちらのブログでも詳しく話しています:日本で英語を話す機会はどうやって作る?
英語で独り言についてはこちらのブログでも詳しく話しています:帰国子女じゃなくてもネイティブにWhy is your English so good?と言わせる3つの方法
3, 自信を持って英語を話すことを意識する
最後のポイントは、日本人にとっては最も難しいかもしれません。
しかしこの「自信を持つ」ことだけは、練習が要りません。
必要なのは、意識を変えることです。
ランダムに選んだ100人の日本人に「あなたは英語に自信がありますか?」と聞いたら、恐らく90人以上が「いいえ」と答えるでしょう。
義務教育含めてほとんどの日本人が最低でも6年間英語を学んでいるにも関わらず、です。
日本人の英語苦手意識は、異常です。
こちらもオススメ:「日本人は英語が話せない」は嘘?
私は、この苦手意識自体が、日本人のスピーキングの能力が実際より低く評価されてしまうかもしれない根源だと思っています。
苦手意識が先行して、面接で実力がうまく出せない事態に陥ってしまうのです。
しかも、多くの日本人は「文法・発音共に完璧でなければ、英語が話せるとは言えない」と考えがちです。
しかし、そんなことを考えるのは日本人くらいです。
まずは、英語が完璧でなければいけないという考えを捨てましょう。
世界にはネイティブの4倍近い数の13.65億人の非ネイティブが、英語を話して活躍しています。(参考:https://hbr.org/2012/05/global-business-speaks-english)
中にはすごい訛りのある人や、文法も全然正しくない人もいますが、それでも堂々としています。
(ネイティブ英語ではない「国際英語」についてはこちらでも詳しく書いています:国際英語のススメ)
そして、日本人に英語で面接を行う面接官であれば、日本人の平均的な英語レベルを知っています。
日本人が英語に自信を持っていないことも、わかっている人が多いでしょう。
そんな中でも、「英語は間違っているけど、それでも堂々と英語を話す自信がある」こと自体が、評価すべき能力なのです。
そのような自信、勇気、行動力は必ず評価されます。
何故なら、晴れて面接試験に合格し、その会社で仕事をするようになった時、「ちょっと英語が間違っているから止まってしまう人」に活躍できるような環境は、残念ながら恐らく用意されていないからです。
「ちょっと英語が間違っていようが、先に進める人材」が、間違いなく採用されます。
「正しい英語を話せる能力」以外にも、「自信」を持って話せるよう、意識を変えてみましょう!
如何でしたでしょうか?
英語を使って活躍するためには、英語面接でスピーキングを披露し評価されることが最初の難関です。
その先にある、「英語を使って働く」と言う夢のため、面接を乗り切れるよう普段から練習し、意識を変えていけるようにしておきましょう!
このブログを書いているmioです!
成人を過ぎてから英語を始めても、「話せるように」なりました。
>> 英会話レッスンはこちら
>> mioのプロフィールはこちら
>> 【大好評!】mioのnoteはこちら
普段はtwitterで色々発信してます↓↓↓