「懐かしい」=ノスタルジックで本当にいいの?辞書を盲信しない方がいい理由

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「話せる英語を身につけるブログ」mioです。

日本語ではとても便利でよく使う言葉だけど、英語には全く同じように使える言葉が存在しないケースはよくあります。

例えば、日本語の「しょうがない」という言葉はとても便利で私たちの日常会話には欠かせませんが、このように一言で「しょうがない」を表す言葉は英語にはありません。

英語では、”I have no other choice.”「選択肢が他にない」と言ったり、”That is the only option.”「それが唯一のオプションだ」などと表現することで、間接的に日本語でいう「しょうがない」を表します。

「しょうがない」「もったいない」「わざと」などの日常会話に便利な英語フレーズはこちらでも紹介しています:初心者必見!ネイティブが本当に使う英語の日常会話に便利な表現5選

その時のぴったりの気持ちや状況を表せる日本語表現は、この他にも多く存在します。

「懐かしい」という言葉も、日本語特有の便利な言葉です。

過去を懐かしんで切ない気持ちになったり、楽しい気持ちになったりと、「懐かしい」一言でも様々な感情を込めることができる、とても素晴らしい日本語です。

が、実は英語には全く同じ言葉は存在しません。

「え?そんなことはないよ。辞書で引いたら’nostalgic’という単語が出てきたし!」

と、勉強熱心な読者さんの中にはこんな風に思う人もいると思います。

確かに、「懐かしい」を辞書で引くと、多くの場合’nostalgic’が表記されています。

そして日本語でも、「ノスタルジックな風景」と言った感じでカタカナで使うことがあるので、

「ふんふん、”懐かしい”は、”ノスタルジック” かぁ。聞いたことあるな。」

と妙に納得してしまう人が多いのですが、辞書にそう書かれていたからと言って、’nostalgic’ばかり使うのは、ちょっと危険かもしれません。

今日の投稿では、

「懐かしい」=’nostalgic’で本当に正しいのか?

正しくないのであれば、代わりにどんな英語で表現すればいいのか?

について、お話しします。

こちらもオススメ:英語が話せるようになりたい!と思い立ったら最初にすべき3つの事

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それでは、本題に戻り学んでいきましょう!

ネイティブは’nostalgic’をあまり使わない

‘nostalgic’を英文で使おうとすると、”I feel nostalgic.” などと言うことができます。

しかし、実はネイティブはこの’nostalgic’と言う単語を、日本語の「懐かしい」のように多用しません。

「え!もしかして海外には”懐かしい”っていう概念がないの??」

いえ、そんなことはありません。

英語圏の人たちも、昔を懐かしむ気持ちは持っています。

しかし、単純に’nostalgic’が日常会話で頻繁に使われるような言葉ではないのです。

どう言うことでしょうか?

実は、英語と日本語を逆にしてみても、似たようなケースはたくさんあります。

例えば、’often’と言う英単語ですが、よく日本語で「しばしば」と訳されています。

でも・・・「しばしば」って???

日本人で日常会話で「しばしば」を使う人はあまりいないですよね。

しかし英語で’often’はめちゃめちゃよく使われる表現です。

もし、日本語を学んでいる外国人が、’often’に当たる日本語を調べて、「しばしば」と出てきたからと言って、「しばしば」を実際の会話で使っていたら、私だったら指摘します。

「”しばしば” って、あんまり言う人いないよ・・・」

と。

ではこの外国人が、‘often’が入った文章を、自然な日本語訳にする時はどうすればいいのでしょうか?

そんな時は、代わりに「たまに」とか「よく」とか言う言葉を使う方がいいでしょう。

‘often’=辞書では「しばしば」
→ だからと言って「しばしば」を使うのではなく、自然な日本語にするためには「たまに」や「よく」で代用する

「懐かしい」と’nostalgic’も、同じような感じで、

「懐かしい」=辞書では ’nostalgic’
→ だからと言って’nostalgic’を使うのではなく、自然な英語にするためには〇〇や△△で代用する

と、解釈しましょう。

この「話せる英語を身につけるブログ」でも度々お話ししていますが、教科書や辞書で学んだ英語表現は、実際の日常生活では全く使われていなかったり、用法が異なるケースが結構存在します。

理由はわかりません。

私もかつて英会話初心者だった頃、教科書や辞書は絶対的な存在だったので、そこに書かれていることを盲信していたのですが、ネイティブの友達に

「そんな言葉使う人はいないよ。」

とか、

「それ、100年くらい前の表現だなぁ。」

とか言われる度にものすごいショックを受けていました。

「じゃあ、何を信じればいいの?」と言う気持ちになりましたし、今まで勉強したことも無駄だったのかな?とすら思えてきて悲しかったです。

そんなことにならないよう、教科書に頼らない学習方法についてはこちらも参考に:帰国子女じゃなくてもネイティブにWhy is your English so good?と言わせる3つの方法

とにかく、理由はわかりませんが、辞書や教科書と実際の英語にはギャップがある、と言うことは覚えておくべきです。

辞書で引いたからと言って、そっくりそのままを日常生活で使うのは危険なのですね。

今日ご紹介している「懐かしい」も、そんな、辞書と実際の用法にギャップがある表現の一つです。

では、

「懐かしい」=辞書では ’nostalgic’
→ だからと言って’nostalgic’を使うのではなく、自然な英語にするためには〇〇や△△で代用する

↑この、〇〇や△△には、何が入るのでしょうか?

どんな英語を使えば、「懐かしい」に一番近い気持ちを表せるのでしょうか?

こちらもオススメ:「確かに」は英語でなんと言う?3つのフレーズと使い分け

「懐かしい」表現いろいろ

英語で「懐かしい」は、以下のような英語で表すのが一般的です。

“I remember that!”
「それ、覚えてる!」

“It reminds me of old days.”
「昔を思い出したよ」

“Good old times/days.”
「いい時期/日々だったなぁ」

“I miss old days.”
「昔が恋しいなぁ」

え~、これで「懐かしい」が表せるの・・・?と、思いませんか?

”I remember that!” なんて、「それ、覚えてる!」です。

「覚えている」と「懐かしい」がイコールなんてこと、私たち日本人からしたら絶対にないですよね。

日本語では、上記の表現はもちろん存在する上で、唯一無二の「懐かしい」が別に存在します。

しかし、ネイティブからしたら、’nostalgic’を使うよりも、このような表現の方が一般的なのです。

個人的には、”I miss old days.”がちょっと切ない「懐かしい」には一番近いと思います。

でも、「懐かしい」っていつも切ないわけではないですよね・・・。

そんな時は”I remember that.” などで代用しましょう。

 

如何でしたでしょうか?

日本語だとよく使う便利な表現が、英語にもそっくりそのまま存在するわけではないことがわかりましたね。

今回の「懐かしい」以外にも、ある日本語をぴったり訳している英語表現がないことは、よくあります。

英語に慣れてくると、こんな違いも見えてきて、楽しいですね。

しかしこのような「本当の英語事情」は、教科書や問題集をひたすら眺めていても学べません。

やはり、ネイティブとの自然な会話の中から学んで行くしかないんですね。

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