こんにちは!
「話せる英語を身につけるブログ」のmioです。
今日の投稿のテーマは、「英語を使って働くということのリアル」です。
このブログの読者さんの中にも、将来ビジネス英語をバリバリ使って同じ夢を実現させたいと思っている人もいるのではないでしょうか?
今日の投稿は、将来英語環境で働きたいと思っている人に是非読んで頂きたい内容です。
私mioは、外資系のIT企業で約3年働きました。
(詳しくはこちら:mioのプロフィール)
私の会社は、社員の50%が外国人であり、社内公用語は英語です。
営業として働いていたので、クライアント対応はほぼ100%日本語ですが、社内の関連チームはほとんど外国人で構成されています。
営業として案件を取ってくる以上、それをdeliver(実現)してくれる社内メンバーが必要です。
私の仕事の場合、それはプロジェクトマネージャーのカナダ人であり、ディベロッパーのインド人やネパール人です。
そのため、社内では60%ほど英語で過ごしています。直属の上司はアメリカ人です。
「将来英語をバリバリに使って働いてみせる!」
これは私が20代前半の時に掲げた目標です。当時TOEIC400点代でした。
この未来を実現するために、とにかく一心不乱に英語習得に励み、結果、その夢が現実となったわけです。
では、その「英語を使って働く現実」とは、実際どのようなことなのでしょうか?
ぶっちゃけ・・・英語を使って働くってどのくらい難しいの?
そんな疑問を持つ読者さんのために、私mioの実体験を踏まえお話ししていきます!
英語を使って働くことは甘くない
当たり前ですが、そもそも働くということは、楽しいことばかりではありません。
学生さんは、将来をイメージしながら読んでくださいね。
時には、体調がちょっと悪かろうが、自分の意思とは反することであろうが、組織の一員である以上、託された業務を遂行しなければいけません。
イメージしてみてください。
それを自分の思い通りにならない第二言語でやらねばいけないのです。
私は自分で「私は英語を話すことが出来る」と堂々と宣言することができますが、それは「日本語と同じように話すことが出来る」という意味ではありません。
日本で生まれ育ち、今も日本に住んでいてメインとなる第一言語が日本語である以上、第二言語は、日本語のように思い通りにはなりません。
まだまだ知らない表現もたくさんあります。
そしてこれは私に限ったことではなく、同じように日本語環境で育ち、大人になってから英語を習得した人たちはほとんどの人が同意してくれると思います。
かたや、一緒に働く同僚や上司は英語ネイティブです。
私より自由に英語を操れるわけです。
そんな人たちと、時には意見をぶつけ合ったり、反論したりしなければいけないのが、働く現場です。
そもそも、日本語で議論することだって簡単なことではありませんよね。
母国語の日本語でだって、気を使いながら喋ったり、意図することを誤解なく伝えるために適切な言葉を探しながら話すと思います。
つまり何が言いたいかというと、英語を使って働くということは、甘くはないということです。
日本語であれば論破できるところを、ネイティブの上司や同僚にまくし立てられる事はよくある事です。
そのため、最初のうちは夢を実現した余韻に浸っている暇はありませんでした。
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「英語で仕事できちゃってる私カッコよくね?」とはならない
正直、こんなこと考えている暇はありません。笑 (最初はそれに憧れていたのですが・・・。)
そもそもの仕事の質にも気を配りながら、英文法や単語を駆使して同僚とコミュニケーションを取り、かつ情報を正しく伝えなければいけません。
自分の意思をはっきりと口にしたり、時には戦略的な言葉を巧みに使って相手を説得させなければいけない時もあります。
それでいて、もちろん相手が言っていることは100%正しく理解しなければいけない。
一言で言うと、最初のうちはとにかく「必死」です。
仕事の内容にもよりますけどね。
「英語を使って働くなんてかっこいいな~」と思い、目指す気持ちは私にもよくわかります。
が、それを実現するためには、それ以上にカッコ悪い自分も認めなくてはいけない時もあるでしょう。
それすら耐え、毎日必死に仕事をこなし、英語を吸収できる人だけが、夢を実現できると思います。
じゃあ、英語環境で働くことを後悔している?
これは胸を張って否定できます。
時には議論で負けそうになっても、英語での議論でネイティブと同等に渡り合える事は、多くの日本人ができることではありません。
一つでも自分の言いたい事を認めてもらえ、自分の意思に沿う仕事ができれば、その達成感は何にも代えがたい経験です。
それを繰り返していくと、そのうち、自分の意見を正しく伝え、通せるようになります。
そして必死に英語で仕事しているうちに、英語力はぐんぐん伸びます。
これは本当です。
気づいたらいつの間にか、びっくりするくらい英語は上達します。
学生時代に教科書を使って丸覚えしたような、現実世界では誰も使っていない非現実的な英語ではなく、本当の意味で「生きた英語」を使って人とコミュニケーションを取れるようになります。
そうして私は、日本人・外国人に関わらず、指示を出したり、状況報告したりできるようにまでなりました。
今となっては、仕事上英語を使っているがために不便に感じることの方が少ないです。
そして気づいたことは、世界中の人々とコミュニケーションを取り、何かを達成したり、共に努力し合うことは素晴らしい経験だということです。
日本人・外国人に関係なく、何かをチームと共に成し遂げることを、言語という壁に制限されないことは、何より自由な未来を手に入れられたと感じています。
英語を使って働くということ
英語を話せるようになることの一番のメリットは何でしょうか。
最初は、「英語をバリバリ話せるカッコイイ自分になる」と言う単純な思いでした。
しかし本気で仕事に取り組むうち、その「夢」はいつしか「手段」に変わっていました。
「英語を話せる」と言うことは、夢の第一歩でしかないと思います。
大事なのは、その英語を使って、「誰と何をするか」だと思います。
日本人だろうが、何人だろうが、私たちは同じ人間であり、できない事もあれば、できる事もあります。
互いに助け合い何かを成し遂げることに、国籍や言語は本来関係ないはずですが、時にそれは「言語の壁」に邪魔されてしまいます。
逆に言えば、「言語の壁」がなければ、誰とだって一緒に働けるし、相手の悩みや苦悩をわかってあげられます。(言葉以外に文化の違いも多少はありますけどね・・・。)
もし私が、日本語しか話せなかったらどうでしょうか。
こんなにも自由に働いたり、他人を許容したりはできなかったかもしれません。
英語が話せることで、相手の行動や真意が理解できない時は、まず深く話してみることができます。
そうすると、例えば、相手の行動には相応の理由が伴っていたり、自分の考えが及ばないことまでリスクヘッジしていた結果だったことがわかります。
相手を尊敬するきっかけになり、お互いの意見や仕事を尊重し合うようになります。
そうして世界中の人と共に苦労を乗り越え、何かを達成した後に一緒に飲むビールは、世界一美味しいのです!
英語を使って働きたい人へ
これから英語を使って働きたいと思っている人へメッセージを送るとしたら、
「大変だけど、その労力を使う価値があるから、突き進んでいいよ」
です。
誰にでもできることじゃありません。
最初はあたふたしますが、気づいたら英語でバリバリ会議をこなし、部下をまとめるかっこいい自分になれているはずです。
そして苦労の先には、チームとの喜び(と、うまいビール)が待っています。
一歩踏み出す勇気さえあれば、勝手にステージは上がっていくので、恐れず挑戦しましょう。
英語環境で働く前にビジネス英語に慣れたい、という方は、どんなスキマ時間も惜しまず勉強することをオススメします。
事前準備のある・なしでスタートラインが変わってきますから。
今の時代、通勤中や寝る前のちょっとした時間でもビジネス英語を学べる便利なアプリも存在します。
スタディサプリEnglishのようなスマホアプリを使えば、今の仕事をしながらでもビジネス英語に触れられます。
会議で使う英語、プレゼンなどなど、シーンをイメージしながら使ってみましょう!
如何でしたでしょうか?
「英語を使って働く」と言うことの現実について、少しイメージ出来ましたか?
これだけは言えるのは、国際的な環境で働くことは、本当に刺激的で楽しいです。
そして、日本以外の文化が存在する環境で働くことで、あなたの可能性は更に広がることと思います。
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