「別にいいよ」の微妙なニュアンスを英語で伝える

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こんにちは!

「話せる英語を身につけるブログ」mioです。

ある会話の中で、一人が「別にいいよ」と言ったとすると、あなたはどんなシーンを思い浮かべますか?

ただの「いいよ」ではなく、「別に」が入っていることで、多くのシチュエーションが予想できるはずです。

 

その人は本当に「いいよ」と思っているのか?

本当は良くないのに、本心とは裏腹に「いいよ」と言っているのでは?

はたまた、積極的に「いいよ」と快諾しているのではなく、「気にも留めていない」「どうでもいい」と言うニュアンスで「別に」と言ったのか?

 

とっても細かいニュアンスですが、人と会話をしていく上では、この細かいニュアンスが会話の空気や、人間関係を左右しますよね。

英語で「いいよ」と言うときも、同じように細かいニュアンスを伝えるフレーズは色々あります。

しかし、教科書では「いいよ」一つの単語について、そんなに細かい意味合いを解説することはほとんどありません。

しかし、英語を「話せる」ようになるためには、様々な感情やシーンに対応できる、細かいニュアンスを表現する方法を知っておくべきです。

今日の投稿では、そんな細かいニュアンスを表現できる「別にいいよ」の英語フレーズをいくつかご紹介します。

こちらもオススメ:「確かに」は英語でなんと言う?3つのフレーズと使い分け

本当は良くない「別にいいよ」「何でもいいよ」

こんな経験ありませんか?

本当は良くないのに、意地を張って「別にいいよ」「何でもいいよ」と言ってしまう・・・。

意見がぶつかりあっている時などに言う人が多い気がします。

日本語では以下のような会話です。

彼氏:ランチ何がいい?
彼女:イタリアンがいいな。
彼氏:えー、昨日も食べたじゃん。和食にしようよ。
彼女:何食べたいか聞いたじゃん!
彼氏:まぁ…別にいいよ。

こんな時、最後はちょっと諦めモードで「別にいいよ」と言っていますよね。

こんな、「あまり納得してない」ニュアンスを英語で伝えるには、

‘Whatever.’

が合っています。

‘what’+’ever’で、「何でも」と言う意味を持つ代名詞です。

代名詞として、例えば

”I will accept whatever you choose.”
「あなたの選ぶものなら何でも受け入れる」

のように使うこともできますが、’Whatever.’と一言で終わらせる場合は「別にいいよ」「何でもいいよ」と言った返答の意味になります。

上の会話の例文を英語にしてみましょう。

Boyfriend: What do you want for lunch?
Girlfriend: I want Italian.
Boyfriend: Nooo we had it yesterday too. Let’s have Japanese.
Girlfriend: YOU asked me what I want to eat!
Boyfriend: Well…whatever.

こんな感じです。

しかし、この’whatever’は、文脈によっては「別に何でもいい」→「どうでもいい」のように投げやりに聞こえることがあるので、使う相手やシーンには注意しましょう。

この例文の感じだと、このあと「彼氏」は「彼女」に「何その言い方?!」と、怒られるかもしれません。笑

ここまで読んで、

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それでは、本題に戻ります。

ニュートラルな「別にいいよ」①

怒っている訳ではなく、納得していない訳でもなく、ニュートラルに「別にいいよ」を言いたいときもありますね。

例えば、上の例文でいうと、「イタリアンが食べたい」に対し、「別にいいよ」「それでいいよ」「何でもいいよ」を、強い感情を含めずに表現したい場合は、どのような英語で返答すればいいでしょうか?

言い方はいくつかありますが、こんな言い方がオススメです。

“I’m good/ok with that.”
「それでいいよ」

こちらの表現は、「それがいい!!」といった積極的な快諾というよりは、「それでもいいよ」とか、「別にいいよ」のような、「取り立ててそれがいい訳ではないけど、まぁいいよ」的なニュアンスが含まれます。

とは言え、’Whatever.’のように投げやりにも聞こえないので、色々なシーンで使える表現です。

また、「何でもいいよ」の場合は

“I’m good/ok with anything.”
「何でもいいよ」

と言いましょう。

では、上と同じ例文で、ニュートラルな「別にいいよ」を使ってみましょう。

Boyfriend: What do you want for lunch?
Girlfriend: I want Italian.
Boyfriend: I’m good with that.

彼氏:ランチ何がいい?
彼女: イタリアンがいい。
彼氏: それでいいよ。

こちらは喧嘩にならずに済みそうです!

こちらもオススメ:一人で英会話を練習したい人にお勧めの3つの練習方法

ニュートラルな「別にいいよ」②

他にも、ニュートラルな「別にいいよ」を表す表現があります。

“I’m good with that” に近い表現ではありますが、以下のようなフレーズも使ってみましょう。

“It works for me.”
「別に構わないよ」

こちらのフレーズは、「働く」と言う意味もある動詞の’work’を使った表現です。

‘work’には「働く」以外にも色々意味があるので、気になる方は「働く」だけじゃないworkの3つの使い方も覗いてみてください。

‘work’で「機能する」と言う意味もあるので、「その提案は私にとって機能する」と言った直訳から、「それでいいよ」「構わないよ」「別にいいよ」などの日本語に訳せます。

こちらも ”I’m good with that” と同じように、「私もそれがいいと思う!!」のような、積極的な同意を示すと言うよりは、「それでも構わない」くらいの、どちらかと言うと受け身な答え方になります。

先ほどの例文でも、このフレーズを使うことができます。

Boyfriend: What do you want for lunch?
Girlfriend: I want Italian.
Boyfriend: Works for me.

彼氏:ランチ何がいい?
彼女: イタリアンがいい。
彼氏: それでいいよ。

文頭の’It’は、省略されることもあるので注意しましょう。

 

如何でしたでしょうか?

「別にいいよ」は、言い方によって様々な感情を伝えることができます。

その細かいニュアンスをマスターすることで、教科書では決して学べない、人間らしい英語表現をどんどん増やしていきましょう!

ところで、このような教科書では学べないフレーズは、どのようにして積み重ねていけばいいのでしょうか。

一番のオススメは、実際にネイティブとの会話を通して表現を学んで行くことです。

このブログでも一貫してお伝えしていますが、教科書だけに頼っていても今日のような微妙な表現は決して学べません

本当の会話の中から自然なフレーズを盗んで行くことは、「話せる英語力」には不可欠なのです。

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