こんにちは!
「話せる英語を身につけるブログ」のmioです。
みなさん、中学英語で習う’work’ と言う英単語は、よく知っていますよね。
もちろん、基本の意味は「働く(動詞)」「仕事(名詞)」、または「作品(名詞)」などですね。
ほとんどの人がこれらの意味は知っていると思いますが、’work’の動詞には他にも便利な意味があります。
そして、この意味はネイティブがよく使う表現な上、多くのシーンで応用できるので、是非覚えて一歩上の表現ができるようになりましょう!
まず、よく理解するために「働く」以外の意味の基本を見てみましょう。
基本の意味:「適切に機能する」
’work(動詞)’には「働く」以外に、「適切に機能する」と言う意味があります。
もちろん「働く」の意味が一番有名ですが、「働く」から派生して「適切に機能する」というニュアンスで使用することがあります。
直訳はなんだかまわりくどく聞こえてしまうのですが、解釈の仕方がわかれば、実は簡単に使いこなせちゃいます。
‘work’に「適切に機能する」と言う意味があるとわかると、こんな表現ができるようになります。
その①「私はそれでいいよ。」
実は、こんな表現をしたいときに’work’を使用することがあるのです。
例えば旅行の計画や、どこで食事するか迷っているときに、「これでいい?」などと会話する時があると思いますが、そんなときに「私はそれでいいよ」と答えたいときに使えます。
早速例文を見てみましょう。
A: We probably should leave for Rome a day before. What do you think?
B: That works for me.A:多分ローマには1日早く向かった方がいいかな。どう思う?
B:私はそれでいいよ。
A: Which movie should we watch tonight? I’m thinking maybe the horror one.
B: That works for me.A:今夜どっちの映画みる?私はホラーかなって思ってるんだけど。
B:それでいいよ。
如何でしょうか?
「適切に機能する」と言う基本の意味があるので、
「それは私にとって適切に機能する」
↓
「それは私にとって都合がいい」
↓
「私はそれでいいよ」
と言った感じで解釈できますね。
みなさんも、日本語の日常会話で上の様なやりとりをよくすることがありませんか?
この表現をマスターしていれば、日常の色々なシーンで使えそうですね。
また、英会話初心者さんにとって馴染みのある答え方には
“That’s fine.”
とか
”I want to watch the horror one too.”
などの表現もあると思いますが、ネイティブがよく使う、この”That works for me.”で一歩上の英語表現を使いこなしましょう!
他に、’work’はどんな場面で使えるでしょうか?
その② モノが「使えない」「動かない」
続いては、否定形で(物理的にモノが)「使えない」「動かない」と言う意味です。
ほとんど「適切に機能する」の直訳通りですが、例えば家電やパソコンがうまく動かないときに、「これ、使えないよ」「動かないよ」と言った意味で使用します。
例文を見てみましょう。
Mom: Can you turn off the radio?
Son: Yeah I’m trying but the power button isn’t working!母親:ラジオ消してくれる?
息子:うん、そうしたいんだけど電源ボタンが動かないんだ!
A: Can I use your hair drier?
B: Oh sorry mine’s not working. Use my mom’s.A:ドライヤー使っていい?
B:あ、ごめん、私の動かないんだ。お母さんの使って。
如何でしょうか?
こんな風に、「人以外のモノ」が主語となって否定形にすると、「使えない」「動かない」の意味として使えるんですね。
これは多くのシーンで使えそうです。
‘work’の動詞が「働く」だけだと思っていると、なかなかこの使い方はできませんので、しっかり覚えましょう!
また、「人以外のモノ」が主語となるとき、それが「物理的なモノ」とは限りません。
どう言うことでしょうか?
最後の’work’の使い方はこちらです。
その③ コトが「うまく行かない」「機能しない」
最後は、こちらも否定形で「物理的なモノ」ではなく、「コト」が主語となる場合です。
具体的には、「人間関係」や、「物事の計画」などが主語となることが多いです。
例文を見てみましょう。
A: Do you think Lisa and Joe will get along well?
B: No I don’t think so. Their personalities don’t match. I don’t think it will work out.A:LisaとJoeって上手くいくと思う?
B:いや、そう思わないな。性格が合わないよ。上手く行かないと思う。
A: Hi Mio. Did you get the draft of the schedule from Chris?
B: Yeah I did but I think it’s too tight. I don’t think it will work for everyone.A:Mio! スケジュールの下書きChrisから受け取った?
B: 受け取ったけど、タイトすぎると思うんだよね。皆がこなせるとは思えないな(スケジュールが機能しないと思う)。
「人間関係が適切に機能しない」
と言うことは、
「その関係が上手く行かない」
と言う意味で解釈できますし、
「スケジュールが適切に機能しない」
と言うことは
「スケジュールには無理がある、こなせない」
と言う意味で理解できますね。
この様に、「コト」が主語になった場合の使い道も色々ありそうです。
また、その②と③は否定形だけでなく肯定系でも「上手く機能する」「上手くいく」などの意味で使われることもあります。
(否定形の登場回数の方が多いことと、説明の便宜上否定形をメインで載せました。)
英会話初心者さんにとっては、これらの使い方は「働く」の’work’のイメージとはあまり結びつかないと思いますが、ネイティブの会話をよく聞いているとしょっちゅう出てくる頻出用法ですので、しっかり覚えておきましょう。
このような、
「教科書を読んでいてもなかなか学べないネイティブ表現」
は、実際にネイティブと話すことで身につけます。
「ネイティブの友達がいない…」
という方でも、英会話カフェLanCulのようなサービスを利用することで、実際に友達とコーヒータイムをとっているかのように英語を学べます。
都内に住んでいない方でも、インターネットとパソコン一つでネイティブと英会話を楽しめるネイティブキャンプなどのサービスもあるため、まずはチャレンジしてみましょう。
教科書だけで学んできた人にとっては、目から鱗の表現をたくさん学べるはずです。
如何でしたでしょうか?
「人が働く」以外に大きく3つの異なる意味と使い方があるとわかりましたね。
これらが全て使いこなせれば、日常生活でかなり活躍しそうです!
海外ドラマや映画でもよく出てくる、ネイティブがカジュアルに使う表現なので、是非注目して観てみてください。
このブログを書いているmioです!
成人を過ぎてから英語を始めても、「話せるように」なりました。
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