【くどく聞こえる?】いつも “I” から英文を始めてしまう時の対策

mio

このブログを書いているmioです!
成人を過ぎてから英語を始めても、「話せるように」なりました。

>> 英会話レッスンはこちら

>> mioのプロフィールはこちら

普段はtwitterで色々発信してます↓↓↓

こんにちは!

「話せる英語を身につけるブログ」のmioです。

今日のブログタイトルは、

「いつも “I” から英文を始めてしまう時の対策」

です。

タイトルを読んでも、ピンとこない人もいるかと思います。

「”I” から始まる英文」の、何がいけないのでしょうか?

実は、何もいけなくはありません。

「私は」から始まる文章が文法的に間違っているわけでもなければ、意味が伝わらないわけでもない。

しかし、「文法的に間違ってさえいなければ」それでいいのかというと、それはちょっと違います。

あなたが「自然な英語」を目指すのであれば、このブログは読んでおいたほうがいいです。

文法的な問題が何もないからこそ、普通に英語を勉強しているだけでは気づかない、

「暗黙のルール」

が、どんな言語にも存在するからです。

では、いつも ”I” から英文を始めることにはどんな問題があるのでしょうか?

そして、どうすればその問題を避けることができるのでしょうか?

一緒に学んでいきましょう!

間違ってない…でもネイティブっぽくない

“I” 、つまり「私は」から始まる文章が文法的に間違っているわけでもなければ、意味が伝わらないわけでもない。

と、冒頭で触れました。

しかし、「文法的に間違ってさえいなければ」、それは自然な英語と言えるのでしょうか?

実は違うんです。

日本語で考えてみましょう。

「あなたはそこで靴を脱ぐべきだ。」

この文章、文法的にはどこも間違っていません。

しかし、もしこの文章を突然友達に言われたと考えると、どこか「自然じゃない」と感じませんか?

言語は、文法さえあっていればそれでいいわけではありません。

その文章が、「ネイティブの使い方に近い、自然な表現か」まで考えて言語を操れて、初めてその言語に長けていると言うと思います。

先の例文の場合、

「そこで靴脱いだほうがいいよ」

とか、

「そこで靴脱いでくれる?」

などと言う方が自然な日本語ですね。

それぞれの言語には、自然に聞こえるための「暗黙のルール」のようなものが数知れぬほど存在します。

例えば日本語の場合、主語は省略される傾向にあるので、「あなたは」から始まる先ほどの例文のような文章はどこか不自然に感じるのです。

また、日常のちょっとした会話の中で「~すべきだ」を使うのは、少し意味が強すぎる感じもします。

英語にも同じように、暗黙のルールが存在します。

暗黙のルールというくらいなので、教科書にはあまり書かれていません。

この暗黙のルールに気づくには、大量のインプットをこなし、ネイティブの英語に共通してみられる特徴に気づくしかありません。

しかし、このブログを読んでくれているあなたはラッキーです。

答えを先に知ることができるのですから!

“I” から始まる文章の連続は不自然

つまり何が言いたいかというと、”I”という主語から始まる文章が連続することは、英語的には不自然に聞こえることがあるのです。

文法的に間違っていなくても、です。

もちろん過去のmioも含めて、日本人はどうしても ”I” という主語から文章を始めがちです。

 

I went shopping, and I found a nice dress. I asked a shop assistant where the fitting room was. And I bought the dress.

 

こんな具合です。

一生懸命文法や語彙を考えながら「早く何か言わなきゃ!」というプレッシャーの中、英文を捻り出すので、やはり一番馴染みのある “I” から始まる文章になってしまうんですよね。

しかし、”I” の連続は不自然に聞こえてしまうことがあります。

「くどく聞こえる」というとイメージしやすいかもしれませんね。

初めのうちは、どうしても取り敢えず ”I …” と言って安心したいのですが、その気持ちをぐっとこらえ、

「”I” 以外から文章を始める方法がないか?」

と、考えてみる癖をつけましょう。

「でも、”I…” 以外にどんな表現をすれば自然なの?」

と思ったあなた。

大丈夫です。一緒に方法を学んでいきましょう。

ここからは、”I” 以外から文章を始めたいとき、どんな表現が選択肢としてあるか、一緒に見ていきます。

“I” 以外の選択肢いろいろ

では、文章を始める時に使える “I” 以外の表現を学んでいきましょう。

教科書で習ったことはあるのに、「今までスピーキングで使えていなかった!」と言う表現もあるでしょう。

普段使えているかどうかも併せて考えていきましょうね。

1, There is ~

最初の表現は、

There is ~
「~がある」

です。

意外と見落としがちなこの表現ですが、実はいろんなシーンで使えます。

どんな時に使えるでしょうか?

 

“I found a nice dress”

の代わりに・・・

There was a nice dress.”

 

“I have a friend who I met in LA.”

の代わりに・・・

There is a girl/guy who I met in LA.”

 

“I might be able to pass the exam.”

の代わりに・・・

There is a possibility that I might pass the exam.”

 

こんな使い方ができそうです。

もちろん文脈によって ”There is…” が適していない場合もあるので、ネイティブの使い方をよく研究してみましょう。

(でも、間違えててもいいので、まずは使ってみることも大事ですよ^^)

ついつい “I…” と言いそうになった時、”There is…” で言い換えられないか、考えてみましょう!

2, S makes me ~

続いては、こちらの表現です。

S makes me ~
「Sは私を~(に)させる」

~には、形容詞や動詞の原形が入ります。

例えば、

“I heard that her dad died. I was really sad to hear that.”
「彼女のお父さんが亡くなったと聞いた。私はそれを聞いてすごく悲しかった」

という文章なら、

“I heard that her dad died and that made me really sad.”
「彼女のお父さんが亡くなったと聞き、それは私をすごく悲しい気持ちにさせた」

と、言い換えることができます。

他にも、

 

“I always laugh when I talk to him.”

の代わりに・・・

“Talking to him always makes me laugh.”

 

“I feel relaxed when I listen to music.”

の代わりに・・・

“Listening to music makes me relaxed.”

 

基本的に、「何かが誰かを~という気持ちにさせる/行動を起こさせる」というシーンなら、”I” 以外の主語にもこの用法の’make’が使えます。

3, What I ~ is…

続いては少し難易度の高い文法を使う表現です。

文法用語的には、「関係代名詞のwhat」というものですが、用語はあまり重要ではないので覚えなくてもOKです。

この文法を用いて、

What I ~ is …” 
「私が~することは、…」

という意味で使うことができます。

文法の理屈を説明すると、この ’what’“the thing which” の役割を果たしています。(’which’ は、関係代名詞です。)

つまり、

”What I ~ is …”

は、

“The thing which I ~ is …”

と、同義になります。

‘which’ 以下は ”the thing” を修飾しているので、「私が ~(which以下)~することは…だ」という意味の文章になるのですね。

この文法が使えると、”I” から文章を始めなくても割と多様な英文が作れるようになります。

例えば・・・

“I think we should stick to the original plan.”
「私は元々の案にこだわるべきだと思う」

の代わりに・・・

What I think is that we should stick to the original plan.”
「私が思うことは、元々の案にこだわるべきだと言うことだ」

※ stick to~:~にこだわる

 

“I realized that understanding the first language was very important for improving at the second language.”
「私は、第二言語を上達させるには第一言語がとても大事だと気付いた」

の代わりに・・・

What I realized was that understanding the first language was very important for improving at the second language.”
「私が気付いたことは、第二言語を上達させるには第一言語がとても大事だと言うことだ」

 

また、この形を応用させてこんな言い方もできます。

 

“I was surprised at the fact that she spoke perfect English.”
「彼女が完璧な英語を話すと言う事実に、私は驚いた」

の代わりに・・・

What surprised me was the fact that she spoke perfect English.”
「私を驚かせたのは、彼女が完璧な英語を話すと言う事実だった」


↑ この例文は、「What(=The thing which)」以下が “I” から始まるSVではなく、’surprised’ と、いきなり動詞になっています。

つまり、ここの ’what’ に隠れている ’which’ は「主格の関係代名詞」と言うことになります。

少し文法用語が多くて難しくなってきましたね・・・

私も文法用語は苦手なので、汗かいてきました^^;

まとめると、この文章の正体は、以下になります。

“The thing which surprised me was the fact that she speaks perfect English.”

これが関係代名詞の’what’を使うことで、

What surprised me was the fact that she speaks perfect English.”

になるんですね。

この「関係代名詞の’what’」が苦手な人は多いと思いますが、使いこなせると英語表現の幅がかなり広がります。

「“I” 以外の文章の始め方に困る・・・」

なんてこととも無縁になるので、苦手な人は是非復習してみましょう。

ただし、”I” から始まる文章を恐れるあまりに “What I ~ is…” ばかり使うのも、また表現が偏ってしまうので、バランスよく、そして適切に使うことが大切です。

これらを自然にバランスよくスピーキングに取り入れるには、今日学んだ3つの表現をネイティブがどのように使っているのか、しつこいくらいに観察してみることです。

海外ドラマや映画、tedtalkなどの英語コンテンツをたくさん見ることで、少しづつネイティブの自然な表現を自分のものにしていきましょう!

 

 

 

如何でしたでしょうか?

いつも、ついつい “I…” から文章を初めてしまう人は、他の表現も使ってみるきっかけになりましたか?

“I…” 以外の文章の始め方は、今日ご紹介したもの以外にも、もっとたくさんあります。

海外ドラマなども参考に、多様な表現が臨機応変に口から出てくるよう、研究してみましょう!

このまま、mioの「話せる英語習得」に関するコツやヒントを学びたい人は、是非>>このブログの無料購読をどうぞ。

購読者限定ブログも無料配信しています!

それでは、お疲れ様でした!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です