こんにちは!
「話せる英語を身につけるブログ」のmioです。
今まさに留学中、または「話せる」英語を目指して本気で英語学習に取り組んでいる人にとって、とっても気になることの一つは
「いつから英語は上達するんだろう?」
だと思います。
私が留学をしていた時は、9ヶ月滞在という期間の縛りがあったので、何としてでも日本に帰国する前に英語をモノにしたいと思っていました。
「昨日よりどれくらい良くなったか?」
ばかり考えてイギリス滞在を過ごしていました。
しかし、自分で自分を評価するというのは思ったよりも難しく、上達の実感がなかなか感じられないまま時は過ぎて行きました。
それは、目指しているゴールまであとどのくらい距離があるのかわからないまま走るマラソンのようなもので、精神的にとても苦しい挑戦でした。
そんなマラソンを経て、英語環境で働いたりするうちに今では話せるようになりました↓↓↓
では、今過去を振り返ったときに具体的にいつから上達を実感できていたのでしょうか?
今日はそんなお話をしたいと思います。
まずはこのことから。
危険な言葉「ペラペラ」
一言に「上達」と言っても、色々な形があります。
「TOEICで高得点を取れる=英語が上達した」
と考える人もいるでしょう。
しかし、英語を「話せるように」なりたい人にとっては、多くの人はこう考えるのではないでしょうか。
「ペラペラになる=英語が上達した」
とても曖昧な表現ですが、実際多くの人が「ペラペラ」を目指しています。私もそうでした。
しかし、9ヶ月を過ごす中で、たくさん努力しても英語習得は簡単じゃないということに気がつきき始めました。
留学前の期待に反し、「これはもうペラペラになることはできないのでは・・・」と思い始めると同時に、こんなことを考え始めました。
「ところで、ペラペラってなんだろう・・・。」
スピーキングで詰まることなく長文を話せることでしょうか?
ネイティブのように完璧な発音で話すことでしょうか?
その定義は曖昧です。
そして私は、このどちらも身につけていない「ペラペラ」な日本人を何人も見た事があります。
矛盾しているようですが、その人たちは、流れるようなネイティブのような英語じゃなくても、ネイティブと楽しそうにポンポン会話のキャッチボールをします。
当時の私には到底出来ない事でした。
人との会話には、「スピーキングで詰まることなく長文を話せる」事も、「ネイティブのような完璧な発音を身につける」事も、実は必要ないのです。
私が想像する(曖昧な定義の)ペラペラの英語であることと、英語力が高いことは、必ずしもイコールではないのだと気がつきました。
であれば、ペラペラを目指す意味はどこにあるのでしょうか?
そもそもどこからペラペラと呼べるのか?
そんなことを考えるようになってから、ゴールの曖昧な「ペラペラを目指す」ことを一旦やめ、しっかりと足元を見て、ネイティブと十分にコミュニケーションが取れること、会話のキャッチボールができることを主に目指して日々を過ごしました。
結局、自分がペラペラになったという実感はとうとうイギリス滞在の最後まで持てませんでしたが、もっと出来る事からコツコツと練習していく事で、ペラペラではなくてもそれなりに上達を実感する事が出来てきました。
期間と上達レベル
あくまでも、毎日英語に触れたり、話す練習を繰り返して滞在期間を過ごした私の経験上ですが、英語上達を期間とレベルで表すと次のような感じでした。
1~3ヶ月・・・
とにかく英語を自ら話すことに慣れる。同じ境遇の外国からの留学生と英語で コミュニケーションをとる。
3ヶ月経つ頃には、外国からの留学生と英語で会話ができるようになり、初めて上達の実感があったが、表現の幅が狭く、文法間違えが多い。
また、一度に話せる英文が短い。
4~6ヶ月・・・
少しだけ英語が口から出てくるようになってきたので、ネイティブと頻繁に話し始める。
時制や三単現のSなど、基礎の文法に気をつけて話すようになる。
文法を気にし始めるため、文の途中でよく詰まってしまい、上達の実感が感じられにくい時期。
一方で、ネイティブと話すことにより、教科書では習わなかった多くの頻出表現や単語を学ぶ。
これにより、表現の幅が大きく広がる。
頻出表現の例として、「飲みにいく」「遊びに行く」など、よりリアルな生活に関わりのある表現が多い。
詳しくはこちらのブログも参考に:初心者必見!ネイティブが本当に使う英語の日常会話に便利な表現5選
7~9ヶ月・・・
関係代名詞などを含めた、より複雑な英語を正しくスラスラ話せるように集中的に練習する。
また、引き続きリアルな表現や単語を増やす。
最初の頃に比べると、ネイティブが本当に使っている自然な表現を多く話せるようになる。
また、話せる文の長さも少しずつ長くなってくるが、まだ詰まる・文法ミスは多発。
と、このような感じでした。
最後のところにあるように、まだまだ文の途中で詰まったり、文法ミスは多いままイギリス滞在のタイムリミットが来てしまったのです。
こちらもオススメ:いくら勉強しても英語スピーキングが上達しない理由
初めてペラペラを実感したのは日本
意外なことですが、私が最も英語の上達を実感したのは、日本に帰国してからのことでした。
帰国してからも英語力を保つために通い始めた英会話教室で、こんな事がありました。
グループでの自己紹介の場で私が発言したとき、グループの日本人のメンバーがこう言ったのです。
「すごい、英語がペラペラですね。」
とても意外な事で、「えっ?」と思いました。
イギリス滞在の最後までペラペラになった実感がなかった私にとって、そのように評価されることは全く予想していませんでした。
皮肉なことに、ゴールの見えないペラペラな英語を目指すことをやめ、もっと足元を見てコツコツ練習していくことで、自分でも気づかないうちに「ペラペラ」になっていたようです。
その頃には、日本で英語を喋る分には「ペラペラ」と言われることが多くなって来ました。
留学から帰国して最初に務めた会社でも、外国からのお客様の対応を任されたり、海外本社からの要人のアテンドなどをしました。
重要な会議へ参加できるほどの英語力はありませんでしたが、それなりに英語を使って働くことができていました。
イギリス留学中に意識的にネイティブと会話していた日々が、自分でも気がつかないうちにかなりの効果を発揮していたようです。
「え、じゃあ結局留学に行かなきゃ無理なのか…」
と思った人も安心してください。
日本にいながらにして同じような環境を作り出すには、【Cambly(キャンブリー)】などのオンライン英会話サービスがオススメです。
家にいながらネイティブと気軽に会話ができるため、私mioが留学中にやっていた事とかなり似た練習が日本でもできます。
つまり、いつから上達を実感したの?
私は、自分が「ペラペラになったぞ~!」と思うことは、イギリス滞在中の9ヶ月を含め、何年もありませんでした。
ほんとに、「あれ、私英語喋れてるじゃん」と実感したのはここ数年のことです。
その過程はこちらのブログで紹介しています:【本気の人しか読まないでください】英語力ゼロの20代女が外資系でバリバリ働くようになるまでに実践した10通りの学習方法
しかし、9ヶ月の留学を終えた時、人にはとても上達したように見えていたようです。
大事なのは、あなたにとっての「上達」がどこなのか、しっかりイメージを持っておくことです。
「ペラペラになる」のような曖昧なゴールを設定していると、理想と現実に落胆することもあるかもしれません。
語学習得は、「話せない」か「ペラペラ」かの2つしかレベルがないわけではないのです。
「昨日より一言でも多く文章を繋げる」「より多くのボキャブラリーを駆使できるようになる」など、具体的で実現可能な目標を設定しましょう。
そうすることで、自分でも気づかないうちに上達しているはずです!
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