こんにちは!
「話せる英語を身につけるブログ」のmioです。
今日の投稿では、’help’ を使って色々表現する方法についてお話ししたいと思います。
日本では、
『「ヘルプミー!」の’help’』
というイメージからなのか、
’help’=「窮地から助ける」「困った状況から救ってくれる」
などなど、本当に困った場面で使われるイメージがありますが、実際の’help’はもっとカジュアルに使われることもあり、色々な場面で使われます。(もちろん本当に困った場面で使われることもあります。)
日本人の私たちからすると、「そんな小さなことに’help’を使うの?」とびっくりするような使い方も色々あります。
むしろ日常で「ヘルプミー」はほとんど使われません。笑
今日の投稿を参考に、ネイティブのように色々な場面で’help’を使ってみましょう!
「役に立つ」の’help’
‘help’は、必ずしも「命を救う」「窮地から救う」などの大きな意味だけで使われるのではなく、日常のかなりカジュアルなシーンでもよく使われます。
例えば、ネイティブは、’help’ を「役に立つ」程度の意味で使うことがあります。
ちょっと思い切った日本語訳をすると、「捗る」とも訳せますね。
また、この「役に立つ」の意味では、目的語を伴わないことが多いです。
会話形式で例文を見てみましょう。
A: Hey Fred! I heard you started learning Japanese.
B: Hi Mio. Yeah I’m trying. It’s hard!
A: I have a great book on Japanese grammar. I can give that to you if you want. It might help.
B. Oh really? Thank you.A:Fred! 日本語の勉強始めたんだって?
B: ハイ、mio。そうなんだ、挑戦してるところだよ。難しくてさ!
A: 日本語の文法に関するとってもいい本を持っているよ。もしよければあげるよ。役に立つかも。
B: 本当に?ありがとう!
ここで使われている ’help’ は、もちろん「命を救う」ほどの強い意味もなければ、「窮地から救う」ほどの大それた意味でもありませんね。
「役にたつかもね」くらいのカジュアルなノリで使われています。
他にもこんな表現ができます。
“Download an app called ‘JPN translator’. It helps if you have any troubles during the stay in Japan.”
「‘JPN translator’と言うアプリをダウンロードしなよ。日本に滞在中何かトラブルがあれば役立つよ。」
“You should try to watch the English learning channels on Youtube. It really helps.”
「Youtubeの英語学習チャンネル見た方がいいよ。まじ捗る。」
また、否定形で使うとこんな感じです。
“I bought a really expensive book on English grammar but it didn’t help much.”
「英文法に関するすごく高い本を買ったけど、あんまり役に立たなかったな。」
「~するのを楽にする」の’help’
続いて、「~するのを楽にする」の’help’です。
理解しやすいように「~するのを楽にする」と言う日本語を使いましたが、実際の会話はいろんな訳ができますので、この日本語に固執しないようにしましょう。
この意味の’help’は、何かによって、ある行動がしやすくなったり、楽になる場合に使います。
文の構造は、
となり、「Sは誰々がdoするのを楽にする」と言う意味になります。
この場合、動詞にはtoやingをつけたりせず、原型で使います。
例えば、こんな表現に使いましょう。
“I bought a new pair of shoes hoping that it helps me run faster.”
「早く走れるようにと、新しい靴を一足買った。」
“Thinking that I can always change my career if I wish helped me decide to leave my job.”
「キャリアは望めばいつでも変えられると考えることで、退職する決断ができた。」
“Talking to people helps you improve your speaking skills.”
「人と話すことは、スピーキング力をつけるのに最適だ。」
また、否定形で使うと、こんな感じです。
“Drinking water after running actually doesn’t help you keep the body hydrated. You should drink water before running. “
「ランニングの後に水を飲むことは、実は体の保湿を促進しない。走る前に水を飲むべきだ。」
「仕方ない」の’help’
‘help’は、「仕方ない」の意味でも使えます。
「え、’help’で『仕方ない』・・・?」
と、なかなかイメージできない人もいると思いますが、説明と一緒にちゃんと考えれば大丈夫です!
‘help’の「仕方ない」は、このように使います。
「それは仕方ないよ」
直訳すると、「それは助けられない」と言う意味ですね。
実は、日本語の「仕方ない」と言う表現は、英語では「助けられない状況」と言う表現をされるのです。
よく考えてみれば、「仕方ない(しょうがない)」と言う日本語は、
「仕方がない」=「どうすることもできない」
と言う意味ですよね。
「どうすることもできない」を、「助けられない」と表すのが、英語の “It cannot be helped.” です。
そう考えると、’help’で「仕方がない」を表す理屈がわかってきますね。
例文で使い方の理解を深めましょう。
“I couldn’t make it on time because of a delay in transportation. It couldn’t be helped.”
「交通に遅延があって、時間に間に合わなかった。仕方なかったんだ。」
“We have to walk from here because we ran out of gasoline, but it can’t be helped.”
「ガス欠だからここから歩かなきゃ。仕方ないね。」
如何でしたでしょうか?
本当に困った状況でしか使えないように思える’help’ですが、日常の色々なシーンで使えそうなことがわかりましたね!
このような「シンプルだけど色々な使い方ができる」単語をたくさん覚えて、ネイティブのような英語を目指しましょう。
このブログを書いているmioです!
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