こんにちは!
「話せる英語を身につけるブログ」のmioです。
このブログを読んでいる人の中には、海外留学を計画中で、既に本格的に英語の勉強を始めている人もいるかもしれません。
でも、留学前って実施はどのくらい勉強量が必要なのでしょうか?
また、留学後(渡航後)は、現地でどの様に勉強法を変えていくべきなのでしょうか?
今日の投稿では、21歳でイギリスに留学したmio(プロフィールはこちら)の、留学前後の英語力や勉強量など、「留学前後の勉強のリアル」についてお話します。
なお、今回の投稿は「語学留学」と「話せる英語力」についてを中心に書いていきます。
留学前は最低限レベルで問題なし
海外に留学する予定ならば、国によって多少は異なれど、ビザを取るための最低限の英語力は必要になってくると思います。
国によって様々ですが、私が留学していたイギリスの場合、当時(2010年)学生ビザを取得するために必要なテストはIELTS(アイエルツ)というもので、日本で一般的に知られるTOEICとは違い、スピーキングとライティングのセクションがあるものでした。
このIELTSのスコアで、オーバーオール4.0があることが学生ビザを取得するための最低限の合格ラインだったので、そのスコアを取得するため勉強しました。
結果は、めでたく初回で4.0をパスし、無事学生ビザを取得する事が出来ました。
ちなみに、IELTS4.0をTOEICに換算すると何点くらいなのでしょうか?
IELTSやTOEICが公表している公式の資料は見つけられませんでしたが、多くの関連サイトでは450~490点としていることが多い様です。
(しかし、IELTSにはスピーキングがあるため、単純に比べることは難しいですね。)
これは初心者レベルですね。間違えても履歴書に書くべき情報ではありません。
では私は、この点数を取るためにどのくらい勉強したのでしょうか?
3ヶ月くらいは、IELTSの参考書を買い込んで、過去問題を解くという勉強法を繰り返しました。
(他の投稿でも書きましたが、当時私は大学の英語クラスで下から2番目に配属されており、英語が苦手でしたので、とても辛い3ヶ月でした。。)
他の投稿では再三、教科書や参考書を使用しての勉強は「話せる」英語の習得とは必ずしもイコールではないと言う話をしていますが(こちらも参考に:【初めての方はこちら】「英語を話せる自分」を実現するために必要なこと)、この様にテストスコアが渡航資格に直結する場合は別です。
あなたがどんなに英語が苦手で、机に向かう勉強が嫌でこのブログに辿り着いたとしても、この最低ラインは越えられる様に勉強しておきましょう。
でも逆に言えば、IELTS 4.0や、TOEIC 450~490点を取得できる英文法についての知識と、語彙力があればとりあえずは十分だということです。
もちろん、スコアが高ければ高いに越したことはないですし、勉強をサボれ!と言っている訳ではありません。
が、もしあなたが英語の勉強が苦手で、頑張っても400-500点くらいを行き来しているのだとしても、悲観する必要はないですよ。
最低限の英語力があれば、あとは現地で努力すればいいのです。
「学生時代に習った英文法は忘れてしまったんだけど…とりあえずTOEIC 450~490くらいを取るにはどうやって勉強すればいいの?」
と言う方は、mioのオススメでもあり、世界的ベストセラーの Grammar in Use がオススメです↓↓↓
この文法書は、ネイティブが作った世界的ベストセラーです。
解説も全て英語ですが、易しいものなのでご安心を。
それに、留学前に英語に慣れるいい機会でもあります。
今でも私mioが参考にしているAdvanced版もありますが、留学行く前はこちらのスタンダードの青いもので十分かと思います。
また、文法だけでなく、リスニングの勉強をする事は渡航後にとても役立つと思います。
それも、教科書や参考書についているCDなどを聞くのではなく、より自然な表現が使われている海外ドラマや洋画、podcastなどを活用することがオススメです。
参考書にリスニング教材としてついているCDの英語は、丁寧でご親切な内容ばかりですので、そうでない自然な英語に慣れておくことが重要です。
海外ドラマを使った学習方法はこのブログにもよく登場しますので、参考にしてみてください↓↓↓
渡航後はどんな勉強をすればいい?
私はこの時ビザ取得のために参考書を使って勉強して以来、イギリスでは随分長い時間参考書や過去問というものにほとんど触れていませんでした。
もっぱら英語を「話せる」様になるための勉強しかしてこず、家に籠っての勉強よりも、外に出て人と話まくるという方法を取っていました。
では、私は最初からネイティブにとにかく果敢に話しかけまくっていたのでしょうか?
実はそうではありません。
IELTS4.0レベルで自然にネイティブの友達を作れるほど話すことは、はっきり言って限りなく不可能に近いです。
相手が何を言っているのかもわからず、自分が言いたいことも上手く話せない状態であれば、どれだけいい人で楽しい人でも、友達作りは難しいです。
IELTS 4.0やTOEIC 450~490点とは、そういうレベルなのです。
このレベルだと、恐らくあなた自身がネイティブとの間に壁があると感じてしまうでしょう。
そして、例えTOEICが高得点であっても、現地で英語を「話せる」かは、全く別の話です。
TOEIC700-800点くらいの実力があっても、最初は現地の英語(訛りやスラングが入っている場合も多いです)を理解したり、自分の考え通りに瞬時に英語を組み立てるのは本当に難しいです。
それでも留学を成功させるため前に進むためには、どうすればいいでしょうか。
オススメなのが、同じ境遇の留学生(日本人ではなく外国からの留学生)と友達になる事です。
日本語が通じないので英語で話すしかないですし、向こうも友達を作りたいので、快く付き合ってくれる事が多いのです。
また、日本以外の文化に触れ、お互いを理解し合う努力をする事は本当に素晴らしい経験です。
世界中に友達が出来ることは、海外生活しないとなかなか経験できない素晴らしい体験ですので、是非地元の友達以外にも交友関係を広げることも考えてみてください。
ここで少し私の留学時代の話をします。
実は、私は渡航後に通い始めた語学学校で、配属テストを受けた結果、一番下のクラスからスタートしました。
他にも何人か日本人留学生がいる中、自分の低い英語レベルを、配属クラスという形で晒されるのは本当に恥ずかしかったですし、悔しかったです。
ちなみに私以外の日本人の全員が、一番上のクラスに配属されました。
このクラス発表の日、留学生活の中で唯一親に電話して泣いた記憶があります・・・。笑
1年の留学生活の中でも最悪な一日でした。
しかし、その「最悪な一日」がもたらした思わぬ良い結果に、その時は気づいていなかったのです。
語学学校で一番下のクラスから一番上のクラスに這い上がるまで
私の配属されたクラスには日本人は私しかおらず、他のクラスメートは中国人、ロシア人、アラブ人と本当に国際色豊かでした。
他の日本人が全員一番上のクラスで難しい英文法を勉強している間、私は外国人のクラスメートと英語で話しまくっていました。
ランチに行くときも、授業中話す時も、宿題の確認をするときも、「日本語」という、私の母国語を共有できる人は一人もいません。
どんな時でも、英語で話すしかなかったのです。
心細くもありましたが、たくさんの外国人の友達が出来たことがとても楽しかったです。
そんな日常を1~2ヶ月過ごしたところで、再びクラス編成のテストがありました。
なんと私はそこで、2つほどクラスを飛び越えて、他の日本人留学生が所属する一番上のクラスに配属されました。
ガリガリ勉強をした記憶はあまりありませんが、日本語に触れずに英語だけで過ごしていたおかげで、自然に英語力が伸びていたようです。
もっとびっくりしたのは、クラス再編成後の一番上のクラスでの初日、先生に指されて一番最初に英語で発言した私の英語に他の日本人がとても驚いていたことです。
「mio、知らない間に凄く英語が上手くなったね」と、他の多くの日本人が褒めてくれました。
とても悔しい思いをした最初の配属クラスですが、今ではあのクラスからスタートして本当によかったと思っています。
(もちろん、わざと下のクラスに入る必要はありませんが・・)
留学に行ってすぐは、あまりにも言葉が通じず何もかもが不安なので、無意識のうちに日本語や日本人を求めて行動しまうことはよくあります。
私の場合は、偶然にも半ば強制的に英語ばかりの環境だったのでよかったですが、やはり「英語を言葉に出す」訓練は意識的に求める必要があります。
(これは勉強ではなく「訓練」です。)
限られた留学期間を無駄にしないためにも、特に留学初期段階で英語を言葉に出す訓練に慣れておくことがとても大事です。
語学学校を卒業した後
そんな日常を4ヶ月ほど過ごし、語学学校を卒業した後、いよいよ私はネイティブともっと話せる機会を求めて闘士に燃えていました。
語学学校での4ヶ月を経て、まだまだ片言ではありましたが、なんとか英語を繋いで拙い文章にする事が出来てきた頃です。
語学学校ではなく、イギリス人ばかりの地元の大学のゼミに入ったり、イギリス人の友達を作ったり、とにかくネイティブと話す機会を見つけては挑戦する日々でした。
自分の英語が全く通じない日も、ネイティブの友達と映画を見に行って話が全く理解できない日もありました。
地元の学生ばかりのゼミに所属した時は、グループディスカッションの度に心臓が張り裂けるほど緊張しましたが、必ず一回は発言することに決めていました。
グループ全員に「このアジア人の子は何を言っているんだろう?」という顔をされた時の方が多かったかもしれないですが、後悔しないために頑張りました。
まぁ、実際のところは・・・やはり留学数ヶ月のレベルで地元の大学のグループディスカッションに積極的に参加することはハードルが高かったです。
正直、クラスで何が議論されているかもわかりませんでした。
当時の自分のレベルに合っていない行動だったと思います。
しかし、それでも挑戦したことで度胸がついたこと、自分のレベルがまだまだであることを確認するためのとてもいい機会でした。
語学留学を終えて、その効果は?
そんなこんなで、怒涛の1年(正確には9ヶ月)を過ごした私でしたが、日本に帰国後に就活用に受けたTOEICで、940点を獲得する事ができました。
スピーキングのあるIELTSでは、7.0を取得しました。
このIELTS 7.0というスコアは、日本の外務省に入庁するときに必要なスコアだそうです。
あくまで点数だけの話ですが、最低レベルのクラスからスタートした私としては、留学中の行動の効果が、テストの数字に表れたと思います。
当時培った基礎の英語力を、帰国後も更に向上させ続け、今では外資系の職場で毎日英語を使い商談したり、外国人の同僚と打ち合わせしたりしたりとバリバリ働けるようにまでなりました。
日本にいながらにして、私の留学時代と同じような実践での英語を学びたい方には、英会話カフェLanCulなどのサービスを利用することをオススメします。
残念ながらLanculは都内にしかありませんが、英語「レッスン」ではなく、気軽にネイティブとコーヒータイムを過ごせるサービスです。
私mioが留学中に毎日実践していた事と同じような練習をしてみたい人は是非参考に。
如何でしたでしょうか?
具体的にどんな順番でどんな勉強(訓練)をして、どんな心持ちで留学生活を過ごせばいいか、イメージできましたか?
あなたが今どんなに英語が苦手でも大丈夫です。
挑戦する気持ちと、楽しむ気持ちを持ち続け、英語をマスターして世界で大いに活躍できることを祈っています!
このブログを書いているmioです!
成人を過ぎてから英語を始めても、「話せるように」なりました。
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