こんにちは!
「話せる英語を身につけるブログ」のmioです。
英語を勉強していてもしていなくても、よく耳にする嫌な噂があります。
「日本人は英語が話せない」
これ、本気で英語を勉強している人にとっては、ショックな噂ですよね。
いくら勉強しても話せないなら無駄じゃないか!と思ってしまいます。
噂は本当なのでしょうか? 何故こんな噂がたってしまったのでしょうか?
イギリスや日本で色々な国の人が話す英語を聞いてきた私が、今日この噂の真実を暴きます!
こちらもオススメ:【初心者編】英語スピーキングを上達させるための4つの練習方法
「日本人は英語が話せない」は嘘
はっきり言います。「日本人は英語が話せない」は、嘘っぱちです。
これは、「日本人」が、自分たち自身を過小評価し、広まった噂です。
正確に言うと、日本人にだって適切な練習をすれば英語は話せるようになるのにも関わらず、自ら
「日本人は話せなくて当然」
と決めつけてしまっているのが、「日本人は英語が話せない」と言われる根源だと思っています。
イギリスで暮らしていた時、そして外資系で日本人以外の外国人と一緒に3年働いた中で得た日本人の英語力の印象を正直に話すと、日本人の平均的な英語力は「極めて高い」と言えると思います。
英語という言語は、「世界共通語」であるという背景から、様々なノン・ネイティブスピーカーが話す言語です。
英語を話しているのは、何もネイティブスピーカーだけではありません。
英語は、英語以外を母国語とする人々も含め、みんなのものなのです。
海外、それも多くの移民が集まるロンドンのような場所に行くと、この事実を思い知らされます。
世界では、日本人を含む多くの「外国人」が英語を話していて、それは必ずしも「完璧な英語」ではありません。
結構文法がめちゃくちゃだったり、その国独特の「なまり」がある場合がかなり多いです(後述)。
その中で、日本人はしっかりと英文法や英単語を習っているので、平均的に高い知識を持っています。
他の投稿で日本の英語教育は理想的でない趣旨の話もしていますが(→【初めての方はこちら】「英語を話せる自分」を実現するために必要なこと)、文法に関しては基礎がしっかり身についているのは日本の英語教育の賜物だと思います。
私が語学学校にいた頃、様々な国から外国人が英語を学ぶためにその学校に通っていましたが、クラス編成テストの結果、全ての日本人が最初から一位上のクラスからスタートでした。私以外の日本人ですが・・・(詳しくはこちら:留学前はどのくらい英語を勉強するべき?留学後は? )。
つまり、日本人の英語レベルは高いのです!
では何故日本人は、自分たちを「英語ができない」と過小に自己評価してしまうのでしょうか?
日本人は完璧主義でスーパー謙虚
理由の一つは、多くの日本人が「完璧主義である」ことに起因しています。
日本人は完璧を求めすぎるのです。
ネイティブのような完璧な英語でなくては意味がないと思いがちです。
「ネイティブのようなカッコイイ英語を話せない自分は、英語を全く話せないのと同じだ」
と、思ってしまうのです。
その結果、英語環境で萎縮してしまい、自己嫌悪に陥る。
ますます「自分は英語が話せない」と思い込んでしまう。
もちろん必ずしも全ての日本人がこう思っているわけではないですが、多くの人は潜在的にこんな風に思っています。
しかし、そんな「完璧」な英語を目指しているのは、日本人くらいなものです。
日本人以外の外国人は、文法が間違っていようが、発音が下手であろうが、堂々と英語を話します。
そして彼らは、「自分は英語が話せる」と当然のように思っています。
私はイギリスに渡航してすぐ、まだ英語がうまくなかった時に、道を尋ねたかったのかネイティブスピーカーに突然話しかけられて困ったので、
“Sorry, I cannot speak English.”
と答えました。
すると、相手がこんな風に返してきました。(うろ覚えですが)
“Well, you just said you cannot speak English in English.”
「えっと、あなたは今 “英語が話せない” と英語で話したよね。」
この時私は、目からウロコが出る思いでした。
つまりこの人は、「いや、君英語話してるじゃん?」と言ってくれたわけです。
私としては、
「え!このレベルでも英語が話せるって言っていいの????」
と、すごく戸惑ったことを覚えています。
日本では、当時の私が「私は英語を話せます」などと言ったら、絶対に笑われ馬鹿にされるでしょう。
でも、世界にはもっと英語が話せなくても普通に生活したり働いている人がたくさんいるのです。
日本で当たり前のように習う高度な文法の知識がない人もいます。
それでも堂々としています。
つまり、日本人は世界の基準からしたら十分に「英語が話せる」だけの知識を持っているにも関わらず、自ら「自分たちは英語が話せない」と決めつけてしまっているのです。
はっきり言って、大人になってからネイティブのような英語を身につけることは、並みの事ではありません。
言語は生き物です。
常に新しい表現や、「若者言葉」に代表されるような、特定の年代独自の言葉も生まれます。
常に出てくる新しい言葉を教科書だけで学ぶのはまず不可能、そして1~2年間の留学でも極めて不可能に近いです。
でも、ネイティブのような英語じゃなくても、「私は英語が話せる」と言って良いんですよ!
そして、多くの日本人は既に英語を話せるだけの知識を持っています。
自分自身がそう認めていないだけで。
う~ん、なんだかちょっと謙虚過ぎる気がしますね!
そんなところが日本人の良いところでもありますが。
「なまり」について
日本人の英語には、独特のなまりがあります。
日本語は全ての音に母音をつけるので、母音がつかない音が苦手です。
母音と子音についてはこちらもオススメ:【初心者必見】英語の発音が上達する3つのコツ
他にも日本語にない’R’の発音など、私たちにとっては難しい音がたくさんありますよね。
その結果英語を話そうとしても、どこかカタカナ英語っぽい発音になってしまうのです。
しかし、これは日本人に限ったことではありません。
どんな国にもその国独特のなまりは存在します。
例えばインドなど中東系の人たちは、巻き舌っぽい独特ななまりがあります。
私は仕事で中東系の人と話す機会が良くあったのですが、ネイティブでない私にとっては、彼らの英語は少し聞き取りずらかったりもします。
しかし仕事ですので、いちいち聞き直したりしたりしてきちんとコミュニケーションを取るようにしていましたし、それで業務上問題はありません。
私にとってもっと難しいのは、フランス人の英語です。
人によってはどう考えてもフランス語を話しているようにしか聞こえない・・・ということもあります。
(もちろん私のリスニング力不足のせいもあります。でも同僚のカナダ人も同じことを言ってたな・・・。笑)
でも、彼らは萎縮することなんかせず、人に通じなくても果敢に英語を話します。
聞き取れなかったら聞き返して良いのです。
通じなかったら言い直せば良いのです。それだけのこと!
そう考えると、日本人の独特なカタカナなまりも、一つの個性に思えてきませんか?
日本人が英語に自信を持つには
それでも、なかなかすぐに自分の英語に自信を持つことは難しいと思います。
ではそんなメンタル面の問題は、どのように解決すればいいのでしょうか?
多くの日本人と同じように、かつてカタカナ英語しか話せなかった私mioがしてきた事といえば、
とにかくネイティブや外国人とリラックスしてコミュニケーションを取ること
です。
苦手なことこそ、自ら飛び込んで行かなければ一生慣れることはありません。
しかし行動し継続していけば、いずれその「苦手なこと」は「普通のこと」に変化します。
英語を話し、なまりや間違えを晒すことを「普通のこと」と思えるようにならなければいけません。
それまで挑戦し続けることこそ、日本人が自分の英語に自信をもち、「話せる」ようになる鍵だと私は思っています。
ネイティブや外国人と話すことに慣れるには、英会話カフェLanCulのようなサービスを利用し、気軽な話題を楽しめるよう特訓することをオススメします。
この英会話カフェは通い放題のプランがあり、オススメです。
さらに、英会話カフェは、英会話「レッスン」ではないので、ガチガチのカリキュラムに沿った授業ではなく、普通の友人と話すようなリラックスした雰囲気でネイティブとコミュニケーションを取れるところがメリットです。
また、私mioも利用しているオンライン英会話のネイティブキャンプでも、受講回数無制限でコスパの高い英会話を実践することができます。
24時間いつでもどこでも回数無制限で英語を話すことができるので、私も「最近英語話す機会ないな〜」という時には即座利用しています。
コツは、
「慣れるまで何度も苦手な環境に身を投じる」
です。
通い放題、受け放題の英会話関連のサービスはたくさんあるので、こういったツールはどんどん利用しましょう。
そしてたくさんミスを犯し、完璧主義から遠ざかることが大事です。
如何でしたでしょうか?
日本語なまりなんか世界から見たらちっぽけなものです。
怖がらずにどんどん英語を話しましょう!
このブログを書いているmioです!
成人を過ぎてから英語を始めても、「話せるように」なりました。
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