こんにちは!
「話せる英語を身につけるブログ」のmioです。
今日のテーマは、
「英語脳」
です。
英語学習者さんなら一度は聞いたことがあると思います。
いわゆる、「英語を英語のまま理解する能力」のことですね。
個人的には、一歩間違えると「ペラペラ神話」と同じくらい胡散臭いワードに聞こえると思っていたのですが、
今では確かに英語学習にはこの考え方が必要だと思い直しました。
この「英語脳」ですが、
「僕/私って英語脳になれてるの?それともまだ日本語脳のまま?」
「どんな状態を”英語脳”と呼ぶの?」
と疑問に思っている人もいると思います。
そこで今日の投稿では、
そもそもなぜ英語脳にする必要があるのか?
どんな状態を英語脳と呼ぶのか?(mioの体験談)
そんなお話をしていきたいと思います。
なぜ英語脳が必要なの?
まず、なぜ英語脳が必要なのか、その理由についてお話します。
多くの日本人の英語学習は圧倒的に
「日本語ベース」
です。
つまり、日本語で文章を考えて、そこから一つずつ英語に訳していく、と言う作業を毎回行なっています。
例えば以下のような感じです。
【日本語】
私はリンゴを食べた⬇︎
【英語】
私は( I ) → 食べた(ate) → リンゴを(an apple)
このような感じです。
もちろん母国語をベースに外国語を学ぶことは自然なことであり、最初は私mioもバリバリ日本語ベースで英語を考えていました。
しかし、ずっとこの方法を続けていると、
あなたの英語学習は詰みます。
サラッと言いましたが、これはどう言うことかと言うと、
あなたの英語がそれ以上伸びなくなる
と言う時期がやってきてしまうと言うことです。
恐ろしいですね。
「でも、一つずつ訳していく事のどこが悪いの?」
みなさんこう思っていると思います。
では聞きますね。
下の意味を英語にするとどうなりますか?
「私はテレビに夢中になっていた」
まずはリンゴの例のようなやり方で訳してみましょう。
私は( I )→ なっていた(became??) → テレビに(TV)→ 夢中に(???)
こんな風になってしまいませんか?
たくさんの人がつまずくのは、「夢中になっていた」の部分ですね。
「 ”~になった” は ’became’ だと思うけど、”夢中” ってなんだろう・・・まさか’dream’・・・?」
などと考えを巡らせているはずです。
10年前の私なら、確実に ’dream’ という単語を使ってどうにかしようとしていました。
しかし、本当の英語はぜんっぜん違います。
いくつか言い方はありますが、今の私ならこう言います。
“I couldn’t stop watching TV.”
「夢中」という単語も、「~になる」という単語もどこにも入っていませんね。
しかし、「テレビを見るのをやめられなかった」ということで、つまりは「夢中だった」という状況を表しています。
スーパー自然な英語です。
これが、「日本語を介さずに英語を話す」ということです。
日本語と英語は全く異なる二つの言語
つまり、あなたが英語を話せない理由の一つは、日本語を英語に訳そうとしているからでもあるんです。
考えてもみてください。
日本語と英語はまったく異なる二つの言語です。
成り立ちも全く異なれば、文化も違います。
日本語のとある表現とまったく同じ表現が英語にも存在する、と考えるのは少し都合が良すぎませんか?
まったく同じ表現が英語にないことなんて、山ほどあります。
それを、柔軟な発想で「自然な英語表現」に変えるのです。
あなたが
「あ~、これって英語でなんていうんだろう・・・」
とつまずく理由の80%は、日本語を英語に直訳しようとしているからだと私は思います。
残りの20%は「本当にその表現を知らないから」かもしれませんが、でもそのケースは稀だと思います。
”I couldn’t stop watching TV”
などは超簡単な中学英語なので、知識としてはみなさんよく知っていたはずです。
ただ、
「夢中になった」
と
「Couldn’t stop watching」
が結びつかなかっただけで。
それを結びつかせる作業が、
「英語脳を作る・育てる」
ということだと私は思っています。
「言いたいことを日本語から直訳するのではなく、柔軟な発想で自然な英語に置き換える」
というスキルのことを、私は「リフレーズ(言い換え)のスキル」とも呼んでいます。
もっとこのスキルについて学びたい方は、こちらも読んでみてください:中学英語だけで話せるようになる「リフレーズ(言い換え)」の技術
英語脳になるとどんな現象が起きる?
では、ここからは
「僕/私って英語脳になれてるのかな?」
という疑問を持っているあなたに、mioの体験談に基づき、
「英語脳を持つとどのような変化が起きるか」
というお話をしていきます。
1, 英単語やフレーズを日本語で説明できない
私mioは、多くの場合英語は英語のまま理解しているので、
「英単語を日本語で説明できない」
という状況によく陥ります。
つまり、誰かに「〇〇って日本語でいうと何?」と聞かれた時、
「あ~確かに日本語でなんていうんだろう」
と、さっきとは逆の展開になります。
これは、
私の英語の世界が【日本語→英語】ではなく【英語→英語】という処理プロセスなためです。
英語を聞いたり話したりするときに、全く日本語のことを考えていなければ、
「それは日本語でいうと何?」
と聞かれてもなかなか答えがわかりません。
しかし、「英語脳」を作るには、これであっていますよね。
英語を日本語にする作業は、トレーニングする事で少し慣れてはきましたが、恐らくmioが英日通訳とかやってみたらものすごく下手だと思います。
どちらの単語も適切に変換できる通訳士さんには脱帽です。
あ、この辺でmioの英語を載せときますね↓↓↓
偉そうなことをお話させて頂いていますが、かつては英語クラス最下位の英語底辺でした。
詳しくはプロフィールを覗いてみてください^^
2, 日本語と英語の切り替えがうまくできない
私は、英語を話しているときは完全に日本語脳を閉ざしているようです。
私にとって英語は第二外国語であり、日本語のように無意識に話せる言語ではありません。
なので、英語を話すときは100%英語に集中しています。
一度、日本語と英語を交えながらの英会話レッスンを開いたことがありますが、私にとってはものすごくハードルが高かったです。
日本語と英語の切り替えが瞬時にできず、止まってしまうことがありました。
これこそが、英語脳をフル稼働しているという事なんだろうとは思います。
つまり、英語脳が身につき出すと、瞬時に英語脳と日本語脳を変換する事が難しくなってきます。
逆に、英語脳が育っておらず、日本語脳のままだと英語と日本語がごちゃごちゃになることはほぼありません。
何故ならあくまでも「日本語で英語について考えている」だけだからです。
3, ルー大柴みたいになる
ルー大柴みたいになる、で今の若者に通じるのでしょうか…笑
日本語の合間にカタカナの英単語が出てきてしまう現象のことです。
例えば
「ここの問題は早めにフィックス(fix)しとかないと」
みたいな感じです。
先ほど
「英語を話しているときは日本語脳を閉ざしている」
と言いましたが、私は
「日本語を話しているときは英語脳はちょっと開いてる場合がある」
ようです。
特に、文章ではなく「単語」に感しては、日本語よりも先に英単語の方が頭に浮かんでしまうことはよくあります。
(恐らく、日本語を話しているときはかなり自然で無意識に話しているからだと思います。英語を話しているときはもっと意識的に英語に集中しているため、日本語が出てくることはほぼありません。)
ある単語を言いたいときに、日本語より英単語が選択肢として先に浮かんでしまい、英語で(カタカナで)言った方が早いため、そのままカタカナででアウトプットしてしまう事があります。
特に、「英語がわかる日本人」と日本語で話すとき、カタカナ英語が混じってしまうことがあります。
カタカナのまま発言しても理解されるため、甘えるからです。
そうでない場合はカタカナを日本語に直す作業を頭の中でしてから発言します。
特にずっと英語を話していた(=「英語脳」を稼働していた)直後に日本語を話そうとすると、この現象が多発します。
多くの英語スピーカーが意図せずともこの現象に陥ってしまうことはあると思います。
あなたにも心当たりありませんか?
もしあれば、英語脳が育ってきている証拠かもしれません!
如何でしたでしょうか?
より早く、そして効率良く英語を上達させるためには、「英語脳を育てる」は不可欠だということがわかりましたね。
英語脳が育ってきたのかどうか判断するには、自分はどのくらい英語の世界を英語で処理できているのか意識して分析してみましょう。
そして、日本語にも英語が影響してくるようなら英語脳が育ってきていると言えるでしょう。
このブログを書いているmioです!
成人を過ぎてから英語を始めても、「話せるように」なりました。
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