こんにちは!
「話せる英語を身につけるブログ」のmioです。
英語を勉強している人にとっては、かなり馴染みがあるであろう単語’so’には、実は上級者向けの使い方があるのをご存知ですか?
最初に’so’を習う時は、「~だから」と言う意味で教わりますよね。
しかし、’so’を「~だから」と言う意味だけで使うのは、とってももったいない!
実はもっと多くの表現を、この’so’一つで出来てしまうんです。
いくつも異なる意味を持つ’so’の中から、ネイティブの会話の中で特に頻出の意味をいくつかご紹介します。
また、初心者っぽい英語から抜け出すための、「~だから」の用法のちょっとしたコツについてもブログの最後の方で触れていますので、是非ご参考に!
今日の投稿を読んで、明日から’so’を使って英会話上級者に一歩近づきましょう!
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「~するために」「~するように」の’so’
まずは、ネイティブの会話に頻出で超便利な「~するために」「~するように」の’so’です。
日本で英語の教育を受けてきた人にとって、「~するために」と言うと”to do~”や”in order to do~”を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
しかし、口語体では同じような意味で’so’を使うネイティブがとても多いのです。
‘so’を使うと、こんな使い方ができます。
“Come home early so we can leave for shopping before it gets dark.”
「暗くなる前に買い物に出かけられるように、早く帰ってきて。」
“I think we should finish this presentation by the end of today so we can start working on the next project tomorrow.”
「明日次のプロジェクトに取りかかれるように、このプレゼンは今日中に終わらせるべきだと思う。」
このような感じです。
“to do~”や”in order to do~”とは違い、’so’の後にはSV(主語と動詞)から始まる文章が来ていることがわかりますね。
“to do~”や”in order to do~”の後には、基本的に動詞の原形しか入りません。
‘so’を使う方が、後半の文章を自由に組み立てられます。
そのせいかはわかりませんが、’so’を使う場合は“to do~”や”in order to do~”よりも、もっと具体的で詳細な情報が入る傾向にある気がします。
使い方に慣れると、より細かい情報を自由に口にできるようになるので、個人的には”to do~”などよりも使い勝手が良いです。
また、もしかするとこの用法を”so that~”と言うフレーズで覚えている方もいるかもしれません。
ご紹介した’so’は、”so that~”と全く同じ意味合いで使われているのですが、この’that’は省略することができます。
口語体では、省略できる箇所はどんどん省略される傾向にあるので、’so’一語だけで同じ意味として使われることが多いです。
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「さてと」の’so’
続いては、「さてと」を表す’so’です。
「さてと」以外にも、文脈によっては「それじゃ」「でさぁ・・・」など、色々な日本語に当てはめることができます
これらの日本語に共通している点は、何か話題を切り出す時や、何かが一段落した後に改めて会話をスタートしたい時に使われると言うことです。
会話形式の例文を見てみましょう。
A: Is this the last question for the homework?
B: Yeah it is.
A: Oh thank god. So, do you want to go for a drink?A:これ、宿題の最後の問題?
B:そうだよ。
A:あーよかった。それじゃ、飲み行く?※ thank god: 「助かった~」「よかった~」etc.
A: Good morning, mio!
B: Hi. How’s it going?
A: Good! So… did you have a chance to look into the thing I asked yesterday?A:mio、おはよう!
B: おはよう、調子どう?
A:いい感じ!でさぁ…昨日頼んでたやつ調べる時間あった?※ look into~:~を調べる
如何でしょうか?
この意味で使う時は、いつも文章の始まりで使われていますね。
そして、上の例文はどちらも、何かがひと段落した後に改めて会話をスタートする時や、話を切り出す時に使われていますね。
言い方に少しコツがあり、’So,・・・’のように、’so’の後に一旦カンマを入れて一区切りするイメージで言うと、上級者っぽく聞こえます。
「だから」で使うときのコツ
最後に、’so’を「~だから」で使うときのちょっとしたコツをご紹介します。
やっぱり、「~だから」で使う機会が一番多い’so’。
使い方をしっかりマスターしておきたいですよね?
しかし、日本人の多くはちょっと初心者っぽさが拭えない使い方をしていることが多いのです。
それは、「だから」の意味で使う時に ’So, ・・・’と、’so’の後を思いっきり区切って話してしまう使い方です。
※ 上で説明している、「さてと」の’so’は、区切って問題ありません。使い分けに注意しましょう。
「だから」の意味で使うとき、多くの場合ネイティブは’so’以下を区切らずに話します。
- It is raining. So, I will use an umbrella.
- It is raining, so I will use an umbrella.
この二つの違いがわかりますか?
日本人に多いのが、スピーキングで例文1のような言い方をしてしまうことです。
‘so’の後にカンマを入れて、文章を区切っていますね。
しかし、ほとんどの場合ネイティブは、2のように、「だから」の’so’の後は文章を区切らずにスラスラ話します。
※ 何度も言いますが、「さてと」の’so’の時は区切って正解です。
区切り方のイメージは、こんな感じです↓
△ It is raining. /So, /I will use an umbrella.
○ It is raining, /so I will use an umbrella.
△の方は、’so’の後で区切っていますね。
○の方は、区切っているのは’raining’の後だけで、後は一気に話しています。
×ではなく△としたのは、もちろんどこで区切っても意味は通じますし、明確に「間違い!」とまではいかないくらいの小さなエラーであるためです。
しかし、少しでも上級者っぽい英語を話したい!と思うならば、区切らない話し方にも慣れるよう練習すると、初心者っぽさが少ない英語を話せます!
(まぁ、100%区切らないわけではなく、話し方やシチュエーションによってはネイティブも区切ったりするんですが・・・説明が細かすぎちゃうので、ドラマや映画でも’so’の使われ方を気にして見てましょう!)
如何でしたでしょうか?
基本中の基本の英単語、’so’ですが、一般的に広く知られている意味以外にも、多様なシーンで使えると言うことがわかりましたね。
また、言い方のちょっとしたコツを取り入れることで、上級者に一歩近くことができることも学びました。
ネイティブの会話にはよく出てくる上、使い方をマスターすると、微妙なニュアンスも伝えられる英語になるので、是非明日から「だから」以外の意味でも使ってみましょう!
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