日本にない海外の習慣を英語で対応できる?

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成人を過ぎてから英語を始めても、「話せるように」なりました。

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こんにちは!

「話せる英語を身につけるブログ」mioです。

このブログのテーマは、「話せる英語を身につける」ですが、晴れて英語を話せる様になると、海外の人々と生活を共にしたり、仕事を一緒にこなす上で、「日本にはない習慣」というもの触れる機会も多くなります。

英語という言語を習得し、話せる様になるのはもちろん重要ですし、このブログの目的でもあります。

しかし、そんな「日本にはない習慣」に慣れておくことも、「話せる英語」の習得には欠かせません。

何故なら、日本にない習慣に対応するときにだって、それに合う英語が必要だからです。

いきなり英語で話しかけられたり、聞き取れない英語に対応するのだって大変なことなのに、その習慣そのものの存在を知らなければ、どうしていいのか全くわからずフリーズしてしまいます。

そんな状況にならないため、今日の投稿では、日本にない海外の習慣とそれに対応する英語表現について書いていきます。

これから海外へ渡航予定、外国人がいる職場へ転職する、または海外からの留学生を受け入れる、など、欧米人や英語圏の人と触れ合う機会のある人は、是非読んでみてください!

1, After you.

最初の習慣は、”After you.” です。

これはどんな意味でしょうか?

直訳だと「あなたの後で」ですよね。

これは、日本語で言うと「お先にどうぞ」の様な感じで使います。

例えば電車から降りるときやエレベーターに乗るとき、たまたま隣にいる人とタイミングが被ってしまったときなどに、どちらかが

“After you.”

と言うと、「お先にどうぞ。」と表すことができます。

「でもこの習慣って日本にもあるじゃん?」

と、思った方もいるかもしれません。

確かにそうなのですが、それでも私は最初この習慣に慣れるのに時間がかかりました。

何故なら、「年上の人を敬う」または、(最近では女性の社会進出やジェンダーに関する論争のおかげで薄れてきてはいますが、)「女性は男性の一歩後を歩く」などの昔からの文化や習慣が根強い日本において、上の例の様なシチュエーションになった時、私はつい「自分が譲るべき」と反射的に思ってしまうからです。

当時20代前半・女性であると言うこともあり、自分はいつも「譲る側の人間だ」と無意識に思っていました。

しかしその様な習慣がない海外において、どちらかというと「レディーファースト」が優先されます。

例えば、私が上司(アメリカ人の年上男性)と歩いている時でさえ、上の例の様な状況になると上司の方が私に対して

“After you.”

と言ってくれます。

ここで、例え相手が「年上でなおかつ立場の上である男性」であっても、「年下の女性」である私に譲ってくれるのが当たり前なのです。

日本では、なかなか重役の男性より年下の女性が前を歩く、と言う状況は考えにくいですが、「年上を敬う」文化が日本に比べ弱い、またはジェンダーへの意識が日本と異なる英語圏においては、年齢に関わらず「レディーファースト」が優先されると言うことを覚えておきましょう。

(年上を敬う習慣が日本に比べ弱いと言っても、もちろんおじいさん、おばあさんに対する親切心は日本と同じ様にあります。)

あなたが男性であるならば、女性には自ら”After you.”とスマートに言ってあげる習慣を身につけておくと、欧米や欧米人相手においては自然な行動と言えます。

そして、あなたが女性であるならば、例えば年上の重役男性に”After you.”と言われた時に

”Oh no no you go first!”
「いえいえ、そちらがお先にどうぞ!」

などと言うのは不自然です。

日本ではなんとなくこうするのが模範解答な感じがしてしまうので、気持ちはわかるのですが・・・。

譲ってくれた時は、ニッコリ笑顔で  ”Thank you.”  と言うのがパーフェクトな対応です。

もちろん、同性同士であっても、どちらかが ”After you.”「お先にどうぞ」を使います。

2, Ladies first.

はい、先ほども言及した有名なフレーズですね。

日本でも「レディーファースト」とカタカナで使われることがあります。

日本語では、習慣そのものを指す使われ方が主流だと思います。

例えば・・・

「ここはレディーファーストで行こう。」

「海外にはレディーファーストの習慣がある。」

などと言った感じですね。

しかし欧米などの英語圏では、”Ladies first.” を ”After you.”の様に「フレーズ」として使うことが多いです。

例えば、カフェで男女2名が同じ商品をオーダーして、先に一方が出来上がり、どちらが先に受け取るか、と言う状況になった時に、

Staff: Here is the large coffee.
Man: Ladies first.
Woman: Thank you.

と言った感じで、”Ladies first.”をフレーズとして使います。

また、この「レディーファースト」の文化は、日本人は少しびっくりしてしまうくらい、英語圏では生活の一部として本当に根強く存在します。

(もちろん国や地域によって多少は異なるので、ここでは、少なくとも私の住んだことのあるイギリスでは、としておきます。が、仕事上付き合いのあったアメリカ人、カナダ人、オーストリア人、フランス人全ての男性が同じ様な習慣を持っていると感じました。)

例えば、電車で椅子が一つだけ空いている時、見知らぬ男性と女性がその椅子の近くにいたら、男性の方が必ず女性に席を譲ります。

(この場合は、目を合わせ、男性の方が ”Go ahead.” などと言います。)

知らない人であっても、です。

私は評論家ではないので、このブログで紹介している習慣の良し悪しを議論するつもりはありませんが、あなたがもし英語圏や欧米人相手において自然な振る舞いをしたい、と思うのであれば、この「レディーファースト」は覚えておいた方がいいでしょう。

日本でこのレディーファーストは欧米ほど強い習慣ではないので、よく意識しておく方が良さそうです。

3, Do you need a hand?

さて、続いての習慣は ”Do you need a hand?” です。

こちらは、「手を貸しましょうか?」と言った意味で使われます。

地域によって異なるところもありますが、日本ではなかなか知らない人に声をかける習慣というものがありません。

しかし、欧米や英語圏では、困っている人、特に重い荷物を持った女性やお年寄りにはこうして手を貸してあげるのが普通です。

ベビーカーを引いて階段を上がろうとしている女性や、スーツケースを持ち上げようとしている人には、”Do you need a hand?” と言って声をかけてあげましょう。

ちなみにこちらの一言は、男女関係なく「助け合う習慣」なので、女性が女性にこの様に声をかけることもよくあります。

とっても素敵な習慣ですよね。

4, Bless you!

さて、最後は ”Bless you!” です。

これまでご紹介した習慣の中では、最も日本人にとって馴染みのない習慣です。

これは、「神のご加護を」と言う意味なのですが、どんな時に使うのでしょうか?

実は、誰かがくしゃみをした時に使います。

「神のご加護を」とは、現代風に言えば「お大事に」と言ったニュアンスなのですね。

そのため、くしゃみをして風邪をひいているっぽい人には”Bless you.”「お大事に」と言ってあげるのです。

と、ここまではいいのですが、驚くのはその使用頻度とシチュエーションです。

国や地域にもよるのですが、イギリス人はこの”Bless you.”を本当によく言います。

友人や家族の間ではもちろんよく使いますが(よく、と言うか、ほとんど毎回です)、お店のレジで会計をしている時にくしゃみをしたとすると、店員さんが普通に ”Bless you!” と言ってきます。

また、何度か連続でくしゃみをすることもありますが、そんな時はくしゃみをする度に”Bless you, bless you, bless you!”と言われたりもします。

“Bless you!”と言われたら、”Thanks.”とか”Thank you.”と返せばいいのですが、

この習慣の存在を知らないと、見知らぬ人に突然 ”Bless you!” と言われた時に、何を言われたのかわからずにフリーズしてしまいそうですね。

しっかり覚えておきましょう!

 

如何でしたでしょうか?

日本にはない習慣について、また、その時に使われる英語について、少し理解できましたでしょうか。

英語を話せる様になるとは、異文化の人たちとの交流もたくさん増えるので、この様な習慣と英語もしっかりマスターし、自然な対応ができる様になりましょう!

しかし、日本で生活する私たちにとっては、欧米の習慣や慣用句というのはあまり触れられない分野だったりします。

そんな時は、ネイティブに直接聞いてみるのがいいでしょう。

英会話カフェLanCulのようなサービスを使い、気軽にネイティブとコーヒータイムをとる習慣を持ってみては如何でしょうか。

英会話カフェは、先生と生徒というより、まるで本当にネイティブの友達と雑談しているかのように英語を学べるところがメリットです。

日本の習慣や外国の習慣を英語で話すだけでも、リスニングとスピーキングの練習になりますし、また今日学んだようなフレーズを盗めるかもしれませんよ!

このまま、mioの「話せる英語習得」に関するコツやヒントを学びたい人は、是非>>このブログの無料購読をどうぞ。

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それでは、お疲れ様でした!

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