こんにちは!
「話せる英語を身につけるブログ」のmioです。
日本の英語教育は中学から始まっているので(小学校での英語教育も始まるそうですね)、私たちは中学3年間、高校3年間と、最低でも6年はみっちり文法を勉強しています。
「英語を話せる」
と、堂々と宣言できる日本人は少なくても、普通に中・高と勉強してきた人なら、簡単な英文くらいは読める日本人がほとんどです。
しかし日本で普通に生活している分には、日本語だけでほとんど全てのことが事足りてしまうため、忙しい社会人として過ごしているうちに、学生時代に習った英文法などはほとんと忘れてしまっている人も多いですよね。
一方で、社会人になると特に感じるのが、国際社会化の加速です。
日本にやってくる旅行者をお客様として商品やサービスを提供する会社も多くなり、思いがけず英語に携わる業務が増えるなど、
「あぁ~学生時代もっと英語を勉強しておけばよかった・・・」
と、後悔してしまう人もいるのではないでしょうか。
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この先、英語を学んでおいて得になることはあれど、損することはない。
そんな時代背景も手伝って、「英語を一から勉強したい!」と、思い始めた人もいると思います。
しかし、この本当の意味での国際社会になるまで、日本はあまりにも長い間、ガラパゴス的な英語教育をしてきてしまいました。
恐ろしいことに、それが今でも続いています。
はっきり言って、これまでの日本の英語教育で満点を取ってきたからと言って、必ず国際社会で活躍する人材になれるかと言うと、それは100%否定できます。
一言で言うと、これまでの日本の英語教育は、「国際社会で活躍できる人材を育てる」と言う点においては、かなり効果が薄い教育法になってしまっています。
だからこそ、「一から英語を勉強し直したい」と思っているあなたは、これを機に
「本当に役立つ英語の習得」
にシフトするべきなのです。
これから英語を勉強するなら、学生時代に習ったことを繰り返してははいけません。
ではどんな学習方法なら、将来役に立つ英語力が身につくのでしょうか?
ここからは、大学生までどっぷり日本の英語教育で育っていながら、30歳の今では外資系企業で毎日英語を話して仕事をするようになった私mioも実践してきた、これから英語を勉強し直す際に取り入れるべき勉強方法をご紹介します。
mioのプロフィールはこちら:mioのprofile
英語を勉強するなら、「話せる」能力をつけよう
一番大切なことは、何と言ってもこれです。
このサイトのタイトルでもある、「話せる英語」を身につけると言うことです。
これまでの多くの日本の英語教育の現場には、「英文法」や「リスニング」はあっても、「スピーキング」はほとんどありませんでした。
私の通っていた高校では、英語は’Writing’と’Reading’に分かれており、英語の役割である「コミュニケーションツール」として最も重要な’Speaking’には一切触れませんでした。
よく考えれば、これは異常なことです。
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逆の立場で考えてみればすぐにこの異常さがわかります。
もし、日本語メールの文法が完璧で、長文でも読解できる外国人を日本企業で雇い、いざ仕事を任せようとしたら「すみません、スピーキングは習わなかったので日本語を話せません」と言う状況だったらびっくりですよね。
「話せないなら、何のために日本語の文法を学んだのか?」
と、その場にいる全員が思うはずです。
しかし、これと全く同じことが日本における英語教育でも起こり得るのです。
特に社会人になると、言語は「話せなければ」意味がないと言うことに気づきます。
言語はコミュニケーションを取るためのツールだからです。
英語が「読める」「書ける」だけで人と十分なコミュニケーションが取れるとは思えません。
「読み書き」は、「会話」に比べて伝達のスピードがかなり遅いからです。
そのため、「英語を一から勉強し直そう」と思い立ったあなたがまず考えるべきは、
「高校のとき使ってた教科書まだあったかな・・・」
ではなく、
「今度こそ”話せる”ようになるには、何をしたらいいだろう」
です。
「教科書依存型」から、「会話重視型」に切り替えるのです。
「そうは言っても、基礎の文法くらいは復習しておきたいんだけど・・・」
と言う方は、日本の文法書ではなく、ネイティブによって作られた世界的ベストセラーの Grammar in Use を使いましょう↓↓↓
英語学習者なら一度は聞いたことがあるかもしれませんが、日本でもかなりの英語話者に支持されています。
日本の教科書によくある、「実際は誰も使っていない表現」はまず載っていませんし、会話のための実践的な文法が学べます。
基礎から始めたい方はこちらの赤い方から↓↓↓
文法の復習はこの二冊で十分です。
具体的にどうやって鍛える?
では、具体的な学習方法を学んで行きましょう。
スピーキングを鍛える方法は、このブログでも多くの投稿で書いてきましたが(後の方にまとめてリンクを貼っておきます)、その内容を掻い摘んでまとめると、
「話せる」英語に一番大切なことは、インプットとアウトプットをバランスよく取り入れる
と、言うことです。
インプット
インプットの練習は、「読む」「聞く」など、外からの情報を取り入れる練習のことです。
いくらスピーキングの能力が大事でも、ある程度の英単語や文法の知識の積み上げがなければ、何も話すことはできませんよね。
では、このインプットの練習の具体的な方法は?
それは、「海外ドラマ」や「洋画」を駆使し、学ぶことです。
私は、このブログでこの学習方法を一貫してオススメしています。
何故なら、ネイティブが話す本当の英語は、教科書の英語ではなくドラマや映画で話されている方に近いからです。
これまでは教科書や参考書が学習のメインツールとなっていた、と言う人は、そのツールを今日からは映画やドラマに変えましょう。
海外ドラマや洋画を駆使した具体的な学習方法は、こちらを参考に:一人で英会話を練習したい人にお勧めの3つの練習方法
アウトプット
アウトプットの練習とは、「話す」「書く」などの、自分から外に情報を出す練習のことです。
特に、「話す」能力であるスピーキングは、既に話した通り、多くの日本人にとって課題となっています。
ではこのアウトプットはどのようにトレーニングすればいいのでしょうか?
二つのやり方があります。
【一人で練習する場合】
一人で練習する場合にオススメなのが、「英語で独り言」です。
実際、私を含め、独学で話せる英語を身につけた多くの日本人がこの「英語で独り言」を実践しています。
方法は、「自分が今していること」「昨日友達や同僚とした会話」「今思うこと」など、なんでもいいので「実際に英語で話してみる」だけです。
このとき、「インプット」で学習した、本当にネイティブがドラマなどで使っている単語や文法を取り入れられるところで必ず使うようにします。
相手がいないので独り言になりますが、実はこれはかなり有効な方法です。
仮に英会話教室などに通っていたとしても、授業のない時、一人になって手の空いたちょっとした時間にいつでも「英語で独り言」が出てくるよう癖をつけておくと、インプットの力がぐんぐん伸びます。
こちらの投稿にも「英語で独り言」について具体的に書いてあります:帰国子女じゃなくてもネイティブにWhy is your English so good?と言わせる3つの方法
【人と練習する】
二つ目の方法は、人と練習することです。
「話せる英語」を身につける上で、なんだかんだ言っても最も大事なことは「人と会話」することです。
一人で練習しているうちは、自分の知っている表現だけの中で、無意識に自分の話したいことしか話していません。
しかし人と会話すると、思いもしなかったことを聞かれたり、自分のお気に入りの単語だけでは表現の幅が狭く、会話が続けられないこともあります。
つまり、自分の実力より上のことを実践しなければいけないことがほとんどなのです。
しかしこの「実力以上のことを試す場」があるからこそ、人は成長するのです。
「でも、ネイティブや外国人の友達がいない場合はどうすればいいの?」
と思う人も安心してください。
日本で英語を話す機会はこちらのブログで紹介しています:日本で英語を話す機会はどうやって作る?
また、今の時代英会話カフェLanCulなどのサービスを使って、手っ取り早くネイティブとの会話の機会を設けることもできます。
実際にネイティブと会わなくても、ネットとパソコンがあればネイティブキャンプなどのオンライン英会話も気軽に受講できる時代です。
こう言ったサービスはどんどん使うべきです。
このブログでも、他にも多くの投稿で「話せる英語」の効果的な習得方法について書いているので、是非ご参考に!
如何でしたでしょうか?
インプットとアウトプットは、どちらが欠けては効率的な「話せる英語」の習得にはなりません。
どちらもバランスよく取り入れ、
「インプットで知識を増やす」→「アウトプットでその知識を使う」
を繰り返しましょう。
このブログを書いているmioです!
成人を過ぎてから英語を始めても、「話せるように」なりました。
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