こんにちは!
「話せる英語を身につけるブログ」のmioです。
このブログを読んでくれている人は、何としてでも英語を「話せる」ようになりたくて、このブログに辿り着いてくれた方だと思います。
もし、外国人と対等に英語を「話して」働いたり、コミュニケーションを取れるくらいの英会話上級者になりたいのであれば、避けては通れない英語表現というものががたくさんあります。
この「話せる英語ブログ」でも、そんな英語表現をたくさんご紹介してきました。
これらの「上級者になるために避けては通れない英語表現」のうち、今回は「強調のdo」を説明していきたいと思います。
「教科書で習った」
「TOEIC対策で勉強した」
と、いう方もいると思いますが、「強調のdo」を使った「スピーキング」は、どうでしょう?
「強調のdo」を使って、自然にネイティブと会話ができますか?
「強調のdo」って、どんな時に使うのでしょうか?
そもそも「強調」って、どんな意味になるの?
「強調のdo」は、テストでいい点を取るために覚えるものではありません。
英語を「話す」時に、自分の言いたいニュアンスを相手に伝えるために覚えるものです。
そんな、「自分の言いたいニュアンス」を、「強調のdo」で自由に表現できるようになるために。
今日の投稿では、「強調のdo」を使った自然な会話の仕方、使い方のコツをご紹介していきます!
それでは、一緒に学んでいきましょう。
「強調のdo」おさらい
まず、「強調のdo」についてあまり知らないという方のために、簡単に文法のおさらいです。
(文法はもう大丈夫!という方は、読み飛ばしてくださいね!)
「強調のdo」とは、その名の通り、何かを強調したい時にdoを使って意味を強める役割を果たします。
「強調のdo」を使った文章は、以下のような構造になります。
「この街が好きなんだよ。」
文のV(=動詞)は’like’ですが、’like’の前に’do’の原形が入るというヘンテコな文構造になっています。
このように、「強調のdo」は、文章のVの前に【do】を入れて使います。
では、次の文章の【 】に入る単語を当ててみてください。
「この街が好きだったんだよ。」
日本語を見てみると、先ほどの例文との違いは、「時制」ですね。
ここには、’do’が入るはずですが、時制が「過去」の場合はどうすればいいのでしょうか?
時制が変化する場合は、「強調のdo」の時制も変化させます。
つまり、この文章は過去形のため、答えは、【did】です。
「この街が好きだったんだよ。」
このルールを踏まえて、次の穴埋めも解いてみましょう。
「彼女はこの街が好きなんだよ。」
ここでは、S(=主語)が ‘she’ですね。なんだか引っ掛けっぽい感じがします。
先ほどの’I’が主語だった時は【do】が入りましたが、主語が三人称の場合は、何が入りそうですか?
そう、【does】ですね。
この文章の答えは、
「彼女はこの街が好きなんだよ。」
に、なります。
ここまでで大まかには「強調のdo」の文法はわかったと思います。
問題は、この「強調のdo」を使って、ちゃんと意味を理解してスピーキングできるか、という点です。
では、次から具体的な使い方を解説していきます。
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それでは、本題に戻って強調のdoを学んでいきましょう!
「強調」って、なんだ?
教科書では、「これは ’強調のdo’ です」までしか教えてくれないことが多いですが、そもそも「強調」って、何なんでしょうか?
‘very’ や ‘much’ ‘so’ だって、「すごく」と言う意味を表しているので、強調といえば強調ではないか?
では「強調のdo」も、「すごく」を表すのでしょうか?
いいえ、「強調のdo」は、‘very’ や ‘much’ ‘so’とは、使い方や意味が大きく異なります。
意味と使い方を理解するために、以下の一文を覚えてください。
これはどんなシチュエーションでしょうか?
まずは日本語の例文で考えてみましょう。
A: 待ち合わせの時間変わったなんて知らなかった。何で連絡くれなかったの?
B: いや、連絡したんだよ。でも出なかったじゃん。
この「いや、連絡したんだよ。」の部分に注目してみましょう。
このシチュエーションは、「自分の考えや行動を、強めに相手に主張・反論したい時」に当てはまります。
相手の言ったことに対して反論のニュアンスを含めたり、相手の誤解を正す形で、「いや、自分は〇〇したんだ/思うんだ。」と、ちょっと強めに主張していますね。
これが「強調のdo」を使うシチュエーションです。
「強調のdo」を使った例文
では、いくつか会話形式の例文を見ながら「強調のdo」を使うのに適しているシチュエーションを考えてみましょう。
まずは、上の日本語の例文の英語訳です。
A: I didn’t know that the appointment time was changed. Why didn’t you tell me that?
B: Hey, I did call you. But you didn’t answer.A: 待ち合わせの時間変わったなんて知らなかった。何で教えてくれなかったの?
B: いや、連絡したんだよ。でも出なかったじゃん。
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このときBが、
”I called you. But you didn’t answer.”
と、「強調のdo」を使わずに話したとしても「連絡したけど出なかった」と言う意味は大きく変わりませんが、Bの「主張の強さ」が変わってきます。
「強調のdo」を使っている時の方が、「いや、ちょっと待ってよ、マジで連絡したんだって。」みたいな、より強い主張が伝わります。
では他にも例文を見てみましょう。
A: She is so sick of living in this country. I think she should leave.
B: Don’t be mean, she does like it here. She is just homesick, ok?A: 彼女この国に住むことにもううんざりしてるんだよ。帰った方がいいと思うな。
B: 意地悪しないでよ、彼女本当にここが好きなんだから。ただホームシックなだけ。いい?
ここでも、Bは「彼女はこの国が好きなんだ」と言う自分の考えを、Aに強めに主張しています。
また、ここでも、少し反論する意思が見て取れますね。
では、次は少し難易度を上げてみます。
A: I told you to finish up the presentation by yesterday. Why are you still working on it?
B: I’m so sorry. I did mean to finish it yesterday but I was just so busy. I couldn’t even eat lunch!A: 昨日までにプレゼン資料を終わらせるように言ったはずだよね。何故まだやってるの?
B: 本当にすみません。本当に昨日終わらせるつもりだったのですが、昨日はすごく忙しくて。ランチを食べる暇もなかったんです!
“mean to do ~”で、「~をするつもり」と言う意味になるので、このフレーズに「強調のdo」をつけることで、「いや、聞いてください。本当に~するつもりだったんです。」くらい強い主張を込めて話すことができます。
この“mean to do ~”と「強調のdo」の組み合わせは、ネイティブの会話の中ではとても多いので、しっかりと覚えておきましょう。
反論しない「強調のdo」
これまで説明した「強調のdo」は、「反論のニュアンス」が込められていますが、「強調のdo」は反論していない時も使えます。
この時、基本の意味は「自分の考えや行動を、強めに相手に主張したい時」であり、「反論する」意味は含まれません。
例えば、以下のようなシーンでも「強調のdo」が使えます。
“I did like the movie you recommended!”
「あなたにオススメされた映画、本当に良かった!」
“I do agree with you.”
「心底同意だよ。」
“I do think you should give him a call now and apologize.”
「マジで彼に電話して謝った方がいいと思うよ。」
「反論」したいのか、ただ主張を「強調」したいのかによって、使い分けに注意して使ってみましょう!
如何でしたでしょうか?
英語を話せる日本人の中でも、「強調のdo」を自然に使えている人は、上級者である場合が多いですし、逆に言えば上級者は必ずこの「強調のdo」を使いこなしています。
「強調のdo」を使いこなすことで、普通の英文を、より自分の気持ちに近い形で表現することができそうですね。
是非、ネイティブと話すときは使ってみてください!
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