こんにちは!
「話せる英語を身につけるブログ」のmioです。
突然ですが、あなたは、自分は自然な英語が話せていると思いますか?
実は多くの日本人は英文法や英単語に関する深い知識はあっても、それを使って自然な英語を話せていないのです。
もっと言うと、英語を自然に話せていない人のほとんどが「副詞」を自然に使いこなせていません。
何故なら、副詞は多くの場合、「強調」「修飾」することで文章を「飾る」役割を担っており、存在しなくても文章そのものの基本的な意味は通じてしまうからです。
だから後回しにする人が多いし、真剣に覚えないのです。
私も高校時代、長文読解で「意味がわからない副詞は後回しにして文全体の意味から理解する」と教えられました。
そのため、スピーキングにおいてもまだまだ余裕がない初級者や中級者は、とにかく意味が通じる様に単語をつなげていく作業に集中してしまい、副詞をマスターするのが後回しになってしまうのです。
逆にいうと、【初級~中級者】と【上級者】の違いの一つは、この「副詞」を上手に使いこなせているかどうかだと思います。
今日の投稿では、英会話初級者~中級者さんがもう一歩ステップアップするための、便利な副詞とその使い方をご紹介します。
今日紹介する副詞が使いこなせるようになれば、とりあえず副詞の第一関門はクリアです。
その前に、
「あれ…副詞ってなんだっけ…どうやって使うんだ…」
と思った方は、基礎文法から始めましょう。
世界的なベストセラー Grammar in Use の基礎編でも副詞を学べます↓↓↓
この文法書は、全編英語で解説されていますが(ほとんどはかなり易しい英語です)、ネイティブが作っているものなので本物の英文法が学べます。
日本で売っている文法書は実際に使われていないものが載っていることもあるので注意が必要です。
中級編はこちら↓↓↓
では、本題に戻って副詞を学んでいきましょう!
DefinitelyとAbsolutely の使い方
まず、こちらの2つの副詞からです。意味くらいはみなさん知っていると思います。
この2つは意味も使い方もよく似ています。
辞書を引くと、それぞれこんな感じです。
Definitely
主な意味:明確に、はっきりと、確実に、確かに、そうですとも、絶対に(…ない)、断じて(…ない)Absolutely
主な意味:絶対的に、無条件に、きっぱりと、完全に、まったく、全然(…ない)、まったくそのとおり、そうですとも、絶対にだめです、独立的に出典:Weblio
色々書いてありますが、ほとんど同じと思っていただいて大きな誤解はありません。
使い方別に一つずつ解説します。
1, 文中に「絶対に」「断じて」の意味で入れる
文中に入れて、「絶対」「断じて」などの意味で主にものすごく強調したいときに動詞の前に入れます。
友達と話していて大げさに表現したいときなども便利です。
例文を見てみましょう。
A: Why didn’t you come to the party last weekend? It was so much fun! You should definitely/absolutely come next time!
B: Oh yeah I really wanted to go! I promise I will join next time.A:何で先週末のパーティー来なかったの??めっちゃ楽しかったよ!次は絶対来るべきだよ。
B:うん、本当に行きたかった!次は行くって約束するよ。
A: Can I smoke here?
B: Haha, definitely/absolutely not.A:ここでタバコ吸っていい?
B:はは、絶対だめ。
2, 「絶対に!」「もちろん!」の意味の返答として一語だけで使う
次の使い方は、文中ではなく、何かに返答する際一言で返す方法です。
誰かに何かを聞かれたり、許可を求められた時に、ちょっと食い気味くらいな感じで「絶対!」「もちろんだよ!」と言いたい時に使うイメージです。
例文を見てみましょう。
A: I’m exhausted today… Why don’t we go to spa tonight?
B: Definitely/Absolutely! I’m really tired too.A:今日は疲労困ぱい・・・。今夜スパ行かない?
B:絶対行く!私も本当に疲れた。
A: Can I drop by your house after the class?
B: Definitely/Absolutely!A:授業の後あなたの家へ寄ってもいい?
B:もちろん!
如何でしょうか?何となく意味や使い方がわかりましたか?

Definitely/Absolutelyまとめ:
- 文中に入れて「絶対に〜だ。」「確実に〜だ。」「断じて〜ない。」
- 一語で返答に使って「もちろん!」「全然いいよ!」「絶対〜ない!」
続いてはこちらの副詞です。
Exactlyの使い方
こちらは、英単語としてもよく出てくる形容詞’exact’(=正確な)に“-ly”が付き、副詞になっています。
辞書の意味はどうなっているでしょうか?
Exactly
主な意味:正確に、厳密に、きっかり、ぴったり、まさに、ちょうど、まったく(そうです)、そのとおり出典: Weblio
副詞としての意味も、「正確な」が基本となっていています。
それでは、使い方を見てみましょう。
1, 文中に「まさに」の意味で入れる
「正確な」が基本の意味となっていて、そこから派生して「まさに」と訳すと分かり易いと思います。
例文を見てみましょう!
A: Why was everyone so quiet in the class?
B: That’s exactly what I thought!A:何でみんなクラスであんなに静かだったの?
B:それまさに私が思ったこと!
A: I don’t want to go to that event because I heard Anna will be there too.
B: That’s exactly the same reason why I don’t want to go.A:あのイベント、アナも来るらしいから行きたくないんだよね。
B:それまさに私が行きたくない理由と同じ。
「私が思っていたこととぴったり正確に同じ」というようなニュアンスで使われていますね。
2, 「まさにそれ!」「ほんと、それ!」の意味の返答として一語だけで使う
Definitely, Absolutelyの様に、Exactlyも返答する時に一語だけで使えます。
意味は、誰かの意見に同意を示す時など、自分が思っていたことと「まさに!」同じことを言ってくれた時に、「ほんと、それ!」みたいな感じで使います。
例文を見てみましょう。
A: People who don’t try never achieve anything.
B: Exactly!A:挑戦しない人は何も得ないよね。
B:ほんとそれ!
A: Discussing with people is more important than thinking on your own.
B: Exactly!A:人と議論する方が一人で考えるより大事だよね。
B:まさにそう!




Exactlyまとめ:
- 文中に入れて「まさに〜だ。」
- 一語で返答に使って「ほんとそれ!」「まさにそれ!」
Obviouslyの使い方
最後は、こちらの副詞です。
これは、’Obvious’(=明白な)が副詞になった言葉で、「誰がどう見ても明らか」な様子を表しています。
辞書には下記の様に記されています。
Obviously
主な意味:明らかに出典:Weblio
詳しい使い方を見てみましょう!
こちらも参考に:【中級者編】英語スピーキングを上達させるための3つの練習方法
1, 文中に「明らかに」の意味で入れる
まずは、文中で使うときのパターンです。
例文を見てみましょう。
A: She obviously didn’t know what she was talking about.
B: Yeah I was really worried.A:彼女、明らかに自分が何喋ってるかわかってなかったよね。
B:うん、凄く心配だった。
A: Obviously I need to study English more.
B: I think your English is already great.A:どう見ても私はもっと英語を勉強しなきゃいけないよ。
B:君の英語は既にとても良いと思うけど。
2, 「明らかにね」の意味の返答として一語だけで使う
「誰がどう見てもそう」と言う状況の時に、「明らかにね!」という感じで返答に使用する使い方です。
例文を見てみましょう。
A: (Looking at your belly) Oh my god! Are you pregnant?!
B: Haha, yeah obviously.A:(お腹を見ながら)ウソ!妊娠してるの?!
B:はは、そうそう、明らかにね。
A: We should have brought an umbrella…
B: Yeah obviously…A:傘持って来るべきだったね・・・。
B:明らかにね・・・。
ポイントは、感覚的にではなく「誰がどう見ても明白」な状況であるということです。




Obviouslyまとめ:
- 文中に入れて「(どう考えても)明らかに〜だ。」
- 一語で返答に使って「(どう考えても)明らかにね。」
実際に使うことで自分のものに
さて、初心者でも使える4つの副詞の意味と使い方がわかりました。
次は、実際にこれらの表現を使い、自分のものにすることです。
意味や使い方を頭で理解しただけでは、びっくりするほど実践で使えません。
知っている単語は山ほどあっても、実際に話してみると全然口から出てこない、と言う体験をしたことがある人も多いと思います。
実際にネイティブや外国人に使ってみて、自然に言えるように癖をつけましょう。
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ネイティブが実際にどのように使っていて、自分とどう違うのかも、自然な会話の中から研究してみましょう。
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mioは圧倒的にコスパのいいネイティブキャンプを使っていますが、とにかくいつでも英語のアウトプットができるものであれば問題ありません。
実践でこれらの表現を自分のものにしましょう!
如何でしたでしょうか?
これらの副詞は、海外ドラマや映画を見ていると、多くのシーンでネイティブが使っていることに気づくと思います。
副詞が使いこなせる様になると、ぐっと英語のレベルが上がり、スピーキングにも自信が持てるはずです!
「使い方は何となくわかったけど、肝心の発音がわからない・・・。」
「definitelyとかabsolutelyって、何だか発音しづらけど、どうやったら自然に発音できるの?」
と、思った方は、【definitely, absolutely, exactly, obviously】の発音を学べる動画コースも参考に。
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