こんにちは!
「話せる英語を身につけるブログ」のmioです。
‘even’という単語は、皆さんも習ったことがあると思います。
「習ったことはあるけど、いまいちマスターしきれていない・・・」
「いつもなんとなくで意味を繋げている・・・」
と、その使い方を「なんとなく」しか理解していない人も、結構多いのではないのでしょうか。
英会話を学ぶ際、副詞はなくても文全体の意味は大まかに通じてしまうため、習得を後回しにしてしまうことはよくあります。
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しかし、このevenの使い方がマスターできると、痒いとことに手が届く微妙なニュアンスも伝えられるようになります。
「~さえ」という副詞の意味で覚えている方が大多数だと思いますが、実際ネイティブの自然な会話の中ではどのように使われるのでしょうか?
今日の投稿では、是非覚えておきたい単語、evenの使い方をご紹介します。
今日の投稿はちょっと文法の話も出て来ますが、「今まで’even’のマスターを後回しにして来てしまった・・・」と言う方は、是非最後まで読んでみてくださいね。
「文法に自信がない・・・」
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この二冊を一通りマスターすれば、とりあえずは「会話」に使う文法はクリアできます。
では、早速内容に入っていきます。
1, 名詞/動詞 を修飾して「~さえも」
まず、一番有名な「~さえも」という意味から、使い方を見ていきましょう。
名詞を修飾する「~さえも」
名詞を後ろにつける「~さえも」は、日本でも広く教えられていると思います。
例えば、
“I am so full right now. I cannot eat anything any more. Even a cup of water.”
「今すごくお腹いっぱい。もう何も食べられない。一杯の水さえも。」
“There was not even one seat available in the hall.”
「会場には一席さえ残っていなかった」
などなど。
なかなか使える用法ですよね。
しかし、さらに今日は教科書や学校ではあまり教えていない方の使い方もご紹介したいと思います。
それは、名詞ではなく動詞と一緒に使う’even’です。
動詞を修飾する「~ことさえも」
‘even’を動詞につけるとはどういうことでしょうか?
例文を見てみましょう。
1, “That’s a great idea. I didn’t even think about it.”
「それは素晴らしいアイディアだね。考えもしなかったよ。」
2, “You didn’t even look at me.”
「私のこと見さえもしなかったじゃない。」
はい、動詞に使うとこんな感じになります。
動詞を修飾することで、「~ことさえも」という意味になります。
例文1の方では、「考えることさえもしなかった」→ 「考えもしなかった」となり、
例文2の方では、「見ることさえもしなかった」→ 「見さえしなかった」となっています。
名詞につける’even’もよく使われますが、ネイティブは動詞につける’even’もよく使います。
このevenの副詞の用法が使いこなせると、かなり微妙なニュアンスも英語で言えるようになり、まさに「痒い所に手が届いた!」感じが味わえますよ!
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2, 名詞/前置詞 + 名詞 を修飾して「~でも」
続いては、「~でも」の使い方です。
この使い方の時は、名詞や前置詞+名詞が後ろに続くことが多いです。
早速例文で使い方を見てみましょう。
“I cannot tell why I left the company even now.”
「何故会社を去ったのかは今でも話せない。」
“Even in my previous apartment I didn’t use the bathtub everyday.”
「前のアパートでもバスタブは毎日使わなかった」
はい、このような感じです。
「ある状況が今でも続いている」時や、「ある状況が別の状況でも発生する」時などに使われていますね。
使い方一つで意味やニュアンスが変わってくるので、慣れるまでは少し時間がかかるかもしれません。
英語コンテンツを読んだり観たりして、ネイティブがどのように使っているのかを参考にしてみましょう。
一番手っ取り早い方法は、英会話カフェLanCulなどの英会話カフェで、ネイティブと自然な会話をなんども繰り返すことです。
(都内に住んでいない方には、オンライン英会話のネイティブキャンプなどがオススメです。私mioも利用しています。)
これは私mioが英語を習得した家庭に一番近い方法でもありますが、ネイティブとの自然な会話の中で学ぶ英語はまさに
「生きた英語」
です。
教科書頼みの勉強法に固執しないよう、注意しながら学習しましょう。
3, 比較級を修飾して「もっと」「より」
最後は、比較級を修飾する用法です。
evenに「もっと」や「より」の意味があると言うことを知らなかった初心者さんは、是非今日覚えて、明日から使ってみましょう!
この用法の’even’は、ネイティブの会話には頻出です。
「もっと」や「より」を表す英単語には、’more’がありますが、この’even’とは使い方が微妙に異なります。
正確に言うと、’even’は、比較級を修飾するので、「元々ある程度のレベルのもの」と比較し、「それより更にもっと」と言う意味を表します。
具体的に使い方の違いを見てみましょう。
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‘more’の「もっと」
1, “This floor is more spacious than the 2nd floor.”
「このフロアは二階よりも広々している」
2, “Studying in groups tends to be more effective than studying on your own.”
「グループで勉強することは、一人で勉強することよりも効率的な傾向にある」
例文1の方では、「二階よりも広い」としていますが、元々二階がどのくらいの広さなのかについては言及されていません。
もしかしたら二階が物凄く狭いかもしれないし、結構広いのかもしれませんが、とにかく「このフロア」が二階より広い、と言う事実しか伝えていないですよね。
また、例文2でも、一人で勉強することの効率の程度はわからないけど、グループで勉強する方が独学よりも効率的だ、と述べるまでに留まっています。
では、同じて例文を’even’を使って表現すると、ニュアンスはどのように変化するのでしょうか?
‘even’の「もっと」
3, “This floor is even more spacious than the 2nd floor.”
「このフロアは、二階よりも更に広々している(二階も広いけど)」
4, “Studying in groups tends to be even more effective than studying on your own.”
「グループで勉強することは、一人で勉強することよりも更にもっと効率的だ(一人での勉強も効率的だけど)」
例文1,2と、3,4のニュアンスの違いはわかりますか?
3,4の場合は、比較級に’even’をつけることで、比較の対象物の程度もある程度のレベルであることを、直接は言わなくとも示唆しています。
つまり、「ある程度のもの」と比べて、「それよりも更にもっと」、と言うニュアンスを表しているのですね。
この’even’を入れるだけで、単に’more’などで程度を表すよりも、グッと細かいニュアンスが通じるようになります。
そして、この「もっと」の’even’も、海外ドラマなどにはよく出てくるので、使いこなせればネイティブの自然な英語に一歩近づけます!
如何でしたでしょうか?
ちょっと今日の投稿は文法の説明が多かったですが、一度理解して慣れてしまえば、一々「名詞の修飾だからこの’even’の意味は・・・」などと考えなくても自然に適切な使い方と意味がわかってきます。
慣れるまでは、色々な英語のコンテンツを見てその使い方の違いを勉強してみてくださいね!
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