【音声付き】英語を話したければリズムを身につけよ!

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こんにちは!

「話せる英語を身につけるブログ」のmioです。

英語の勉強をしている皆さんは、こんな言葉を聞いたことがありませんか?

「英語はリズムが肝心」

この言葉、ツイッターなどでよく見かけますし、私自身このブログで言及したことがあります。

でも、「英語のリズム」って一体なんなんでしょうか。

「言語にリズムがあるってどう言うこと?音楽でもないのに。」

と、その実態がなんなのかピンと来ていない人は多いと思います。

私ももし今英語が話せなかったら、この言葉の意味がわからなかったと思います。
(mioってどんな英語話すの?と思った方はプロフィールから聞けます。)

しかし今なら、

「確かに英語にはリズムがある。」

と、納得することができます。

それはどんなものなのか?

そして、日本育ちの私たちが「英語のリズム」を身につけるためには、どうすればいいのでしょうか。

今日は、英語のリズムについてと、リズムの身につけ方についてお話していきます。

音声でも解説していくので、イヤホン推奨です!

英語のリズムとは何か

私は、「英語のリズム」とは、「音の速度のメリハリ」だと思っています。

正確には、

「音に強弱をつけることによって生まれる速度のメリハリ」

だと思います。

つまり、強く発音する部分と弱く発音する部分をクリアにすることで、結果的に速く聞こえる部分と遅く聞こえる部分が生まれるということです。

ずっと早いわけでもないし、ずっとゆっくりなわけでもない。

早かったりゆっくりだったりして、メリハリがある。

あなたも英語を聞いていて、こんな経験ありませんか?

「文章の前半は100%聞こえたのに、途中が聞き取れなくて、最後だけまた聞こえた・・・」

これは、音の速度の変化によるものが大きいと私は思っています。

では、例文で詳しく見ていきましょう。

 

Beer is one of the oldest and most widely consumed alcoholic drinks in the world.

 

この英文を聞いて、速度のメリハリを感じませんか?

具体的には、以下のよに速度に変化があるはずです。

B e e r /  is one of the  /  o l d e s t /  and  /  m o s t   w i d e l y   c o n s u m e d   a l c o h o l i c   d r i n k s / in the /  w o r l d.

太字のところはゆっくり細字のところは早く発音されていると思います。

このように、「速度のメリハリ」をつけることで、

「英語にリズムが生まれた」

と、感じませんか?

先ほどの

「最初だけ聞こえて途中から聞こえなくなって最後だけまた聞こえた」

と言う現象は、この細字のところが聞き取れていないと言う可能性が高いです。

ちなみに、英語に比べると日本語はとてもフラットな音の言語です。

日本語は、一つ一つの音を比較的はっきり発音する言語であり、強弱があまり明確ではなく、英語のようなリズムはありません

だから、日本人からすると英語の発音や「文章のリズム」は難しく感じますし、音が欠落していることにも気づきません。

そもそも「リズム」の意味がわからないのです。

これは英語と日本語における「母音と子音」の発音の仕方の違いにも関わってきます。

母音と子音の発音の違いについて詳しくはこちらも参考に:【初心者必見】英語の発音が上達する3つのコツ

リズムのつけ方

英語にはリズムがあると言うことはわかりましたが、そこにはどんなルールと規則性があるのでしょうか?

話し手の癖や話し方・伝え方にもよりますが、概ね以下のような単語は速く(弱く)発音される傾向にあります。

  • 代名詞(I, you, his, their など)
  • be動詞(am, is, are など)
  • 前置詞(on, in, to など)
  • 冠詞(a, an, the)
  • 接続詞(but, and など)

これらの共通点として、動詞や名詞に比べて「強い意味を持たない単語」と説明しているサイトもありますね。

それに加え、単純に「文字数が1語から2、3語の少ない単語」と覚えてもいいでしょう。

上のビールの例文を見てみても、概ねこれらの単語が速い部分になっています。

‘one’ は、速い単語である ‘is’ と’of’ に挟まれているため、一緒に速くなっていますね。

ただし、あえて上記の品詞を強調したい場合には強く&遅く発音されますので、注意です。

例えば “What are YOU doing here?” など。

強調の付け方について詳しくはこちらも参考に:【大文字で強調】who are you? とwho are YOU? はどう違う?

リズムをつけるとこんなメリットが!

リズムをつけられるようになると、全体的なスピーキングがネイティブっぽくなるだけではなく、文章に説得性が生まれます。

比較的ゆっくり発音する部分は、「伝えたいこと」「大事なこと」だと解釈されます。

つまり、リズムをつけることで

「何を伝えたいのか?」

「何がこの文章のポイントなのか?」

が、聞き手にとってわかりやすくなるのです。

「最初だけ聞き取れて、途中は聞き取れなくて、最後だけ聞き取れた」

と言う場合でも、聞き取れたところだけをつなぎ合わせてなんとか意味が予測できる場合が多いと思います。

もしこれが、代名詞やbe動詞、前置詞、冠詞だけしか聞き取れなかったら、何を言っていたのか全くわかりませんよね。

そのような文章は、ネイティブからしても不自然に感じます。

不規則に速度をつけるのではなく、文章のポイントや大事なところを遅く・強く発音するようにしましょう。

リズムにチャレンジ!

ではここからは、実際に「リズムのつけ方」を学んでいきましょう。

具体的に、どんな単語をどのように速く・遅く(弱く・強く)発音していけばいいでしょうか。

その方法を学んでいきましょう。

and のリズムのつけ方

‘and’ という接続詞は、日常会話でもかなり登場回数が多いですが、どのようにリズム(強弱)をつければいいのでしょうか。

例えば

‘A and B’

と発音する時、しっかり「A アンド B」と発音していませんか?

この発音だと、’and’ は一つ一つの音がはっきり発音され、強弱及びリズムをつけられていません。

‘A and B’ にリズムをつけたい場合は、以下のように発音します。

A ’n B

どのように発音するかわかりますか?

この ’n は、

「ん」

と発音します。

つまり、「A ’n B」は、

「エーンビー」

のように発音します。

実際に発音してみると、こうです。

 

‘and’ を文の途中で速く(弱く)発音するとき、aとdの音は欠落したように聞こえ、’n’ だけが残るのです。

 

では、いくつか例を見てみましょう。

  • dogs ’n cats

 

  • tables ’n chairs

 

  • Then I sat ’n cried.

 

ネイティブの英語でも、あえて強調している時やゆっくり考えながら話している時以外は、このように ’n’ だけが聞こえるパターンはよくあります。

mioもよくこのような ‘and’ の使い方をします。

以下の動画で見てみると、【0:03】と【0:09】と【0:14】のところで ‘and’ を ’n’ と発音しています。

 

初めは発音の仕方が難しく感じると思いますが、この ’n’ が自然に発音できるようになると、文章にいいリズムが生まれます。

是非何度も練習してみましょう!

of the のリズムのつけ方

続いては、こちらも日常会話でよく出て来る “of the” のリズムのつけ方です。

ついつい

「オブザ」

と発音しがちですが、これでは一つ一つの音がはっきりしすぎていてメリハリがなく、どこか日本語なまりっぽく聞こえます。

ではこの “of the” に強弱をつけてリズムのいい英語にするには、どのように発音すればいいのでしょうか。

ポイントは ’of’ の「ブ」の部分です。

「ブ」と日本語のようにしっかり発音してしまうと、次の ’the’ に移るまでに舌の移動が間に合わず、どうしても一音一音がはっきり聞こえてしまい、リズムのない英語になってしまいます。

そこで、「ブ」とは発音せず、

「上の前歯で下唇を軽く噛んで息を出すだけ」

で、「ブ」の部分を表現します。

つまり、「ブ」を弱く発音するということです。

すると、次の ‘the’ に高速で移動でき、速いリズムが生まれます。

例文をいくつか見てみましょう。

  • story of the year

 

  • the door of the shop

 

  • England is one of the most beautiful countries.

 

いかがでしょうか。

よーく注意して聞くと、’f’ の部分は「ブ」と日本語のようには発音しておらず、ほとんど息だけに聞こえますね。

(※ 注意して聞かないと聞き逃してしまうほど一瞬の音なので、何度かリピートして聞いてみましょう。)

“of the” は大変登場頻度の高い用語なので、このリズムの付け方、発音の仕方は何度も練習してみましょう。

I のリズムの付け方


最後は、’I’ のリズムの付け方についてです。

日本語と違い、英語は文章に必ず主語をつけるという特性がありますが、その中でも最も多く使うのは ‘I’ でしょう。

しかし、たった一文字の ‘I’ に強弱をつけるには、どうすればいいでしょうか。

コツは、

  • 「アイ」とはっきり発音せず、「アィ」のように「イ」を弱くする
  • 次の単語がメインのつもりで強く発音

この2点です。

「イ」を弱く発音し、’I’ よりも次の単語の方を強調して発音する。

‘I’ 自体の発音のみならず、次の単語をセットで強弱を意識するといいのですね。

これを実践した英語を例文で聞いて見ましょう。

  • I went to the store yesterday.

 

  • I talked to her about it.

 

  • I don’t care.

 

如何でしょうか。

明らかに、「アイ」とはっきりとは発音していません。

‘I’ がほとんど聞こえないくらい、次の単語が強く発音されていますね。

こうすることでリズムが生まれるだけでなく、文章のポイントがわかりやすくなりました。

‘I’ をいつも「アイ」とはっきり発音してしまう人は、強弱の付け方も練習してリズムと説得性のある英語を意識してみましょう。

 

 

如何でしたでしょうか?

よく聞く「英語のリズム」の正体が、なんとなくわかりましたでしょうか?

そして、どのようにリズム(=強弱から生まれる速度のメリハリ)をつければいいのか、その基本に少し触れられましたね。

「ネイティブの英語が聞き取れない」と思っている方は、このリズム(特に「弱」の部分)き気づいていないケースもあります。

「英語のリズム」をマスターすることで、リスニング力上達効果も見込めるので、ネイティブの英語を聞く際は注意してみましょう。

このまま、mioの「話せる英語習得」に関するコツやヒントを学びたい人は、是非>>このブログの無料購読をどうぞ。

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それでは、お疲れ様でした!

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