‘always’ の意味が「いつも」だと思っている人は損してる?

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こんにちは!

「話せる英語を身につけるブログ」のmioです。

今日の投稿では、皆さんもよく知っている ’always’ を使って英語をレベルアップさせる方法についてお話ししていきます。

‘always’ は「いつも」を意味する基本の英単語ですが、あなたなら具体的にどんな時に使いますか?

「習慣的」や「常習的」な行動を示す時に使う人がほとんどではないでしょうか。

例えば、

 

「私は学校から帰ったらいつも勉強している」

「彼はいつもお酒を飲んでいる」

「彼女はいつも残業している」

 

こんな文章に使いますね。

しかし、実はこれだけでは ‘always’ の良さを全然活かせていません。

実はネイティブは、‘always’ を使うことで、

 

「控えめな提案」

「相手に対する心からの親切心」

 

を表すことがあります。

今日は、「習慣的」「常習的」な意味以外の、ネイティブが本当に使う ’always’ についてお話しします。

「‘always’ = ”いつも”」と覚える人が大半の日本人の一般的な英語学習者さんの中で、この用法を完全に理解している人は、恐らく少数派です。

よって、今日このブログで読む ’always’ の用法をマスター出来れば、あなたの英語レベルが一歩上級者に近づくことは間違いありません。

是非、最後まで読んでみてくださいね。

それでは、学んでいきましょう!

‘Always’ は「いつも」だけじゃない

‘always’ の絶対的な日本語訳として、「いつも」を覚えている人は大勢いると思いますが、実は ’always’ の真骨頂は「いつも」ではありません。

‘always’ が本当に使い道を発揮するのは、

「いつでも」

です。

「え?もっと期待して読んでいたのに、『いつも』 と『いつでも』って、ほとんど意味一緒じゃん?」

と、思った方もいるかもしれません。

しかし、残念ながらそれは大きな間違いなんです。

「いつも」と「いつでも」には、全く違う意味があります。

どういうことでしょうか?

「いつも」と「いつでも」

日本語で「いつも」という単語を使うとき、どんな状況を思い浮かべますか?

冒頭の例文でも話した通り、「いつも」は、ある一定の行動が繰り返し行われる「習慣的」「常習的」行動に使います。

 

「私は学校から帰ったらいつも勉強している」

「彼はいつもお酒を飲んでいる」

 

などですね。

一方、「いつでも」はどうでしょうか。

「いつでも」は、

 

「いつ(何時)+でも(だったとしても)」

 

が一つになった言葉で、

実は「いつ・・・であったとしても、~だ」、つまり、「時間条件に対しての行動の成立」を示す意味が含まれるのです。

もっとシンプルに考えると、

「あなたの好きな時を選んで ・・・したとしても、ちゃんと ~ だよ(対応できるよ)」

という意味になります。

これは、「誰でも」「どこでも」などと同じ用法ですね。

ここまで読んで気づいた方もいるかもしれませんが、実はこの「時間条件に対しての行動の成立」の用法の ’always’ の類義語は、 ‘anytime’ だということがわかりますね。

‘anytime’ を「いつでも」と訳すことはあっても、「いつも」と訳すことはありませんよね。

そう考えると、

「いつも(=常に、ずっと)」

と、

「いつでも(=いつであったとしても、~だ)」

は、使い道が全く異なる二つの用語だということが、なんとなくわかりますか?

ちょっと日本語に関する説明が長くなってしまいましたが、この説明は ’always’ の性質を表す上でとても重要です。

一般的な日本の英語教育では、’always’ 一語にここまで詳しく教えることはほぼないでしょう。

このことが理解できれば、’always’ が持つ「いつでも」の性質を使って、こんな英語を表現することができます。

‘always’ を使って控えめな提案をする

‘always’ が「いつも」だけでなく、「いつでも」(つまり、’anytime’ と類似する意味で)使えるとわかると、ネイティブのこんな表現がすんなり頭に入ってきます。

“You can always stay at my apartment.”

この英文の日本語訳がどうなるか、考えてみましょう。

これまでに習って来た通り、「いつも」と訳してしまうと、

「いつも(=ずっと、常に)私にアパートに泊まっていいよ」

となり、ちょっと迷惑な状況になってしまいます。

後になって、一体何日間泊まるの?と、後悔するに違いありません。

しかし、ここまで読んでくれたあなたならわかりますよね。

この英文は、

「いつでも(=どんな時でも)私にアパートに泊まっていいよ」

という日本語訳が適切なんです。

この使い方をマスターすると、相手に対して「控えめな提案」をすることができます。

いくつか例文を見てみましょう。

A: My bathroom is broken. I can’t use the hot shower.
B: Really? You can always come to my place and use the bathroom if you like.

A: お風呂壊れてるんだ。熱いシャワーが使えないの。
B: 本当?もし良ければ、いつでも私の家に来てお風呂使っていいよ。

 “my place”「私の家」を意味します。詳しくはこちらも参考に:「私の家」はmy houseじゃない??

 

A: Our top sales guy is leaving the company soon. I don’t know how we are going to survive without him.
B: Well, I’m always ready for an interview if you are looking for a sales person.

A: うちのトップセールスの人がもうすぐ退職するんだ。彼なしでどうやってやっていけばいいのかわからないよ。
B: えっと、もし営業の人材を探しているなら、私はいつでも面接する準備はできてるよ。

 

このような感じですね。

これらの「控えめな提案」には、「私の提案をあなたが気に入るかはわからないけど、一応選択肢として考えてみてね」のようなニュアンスが感じ取られ、相手にプレッシャーを与えずに助けを差し伸べられる、とても自然で高度な英語です。

このことを応用すると、相手が何かに困っていたとき、心からの親切心を示すことができます。

A: I broke up with Chris.
B: Did you??  I’m sorry. You can always talk to me about it if you want.

A: Chris と別れたよ。
B: そうなの??気の毒に。もしそのことについて話したければ、いつでも聞くよ。

 Did you? で、「そうなの?」の意味になります。詳しくはこちらも参考に:【初心者でもネイティブっぽく】英語で「そうなの?」を言う方法

 

A: I lost my job. I don’t know what to do.
B: Calm down. Don’t worry, I’ll always support you.

A: 仕事を失ったんだ。どうしていいのかわからない。
B: 落ち着いて。心配しないで、私がいつでもあなたを助けるから。

このような感じです。

単に何かを提案するだけではなく、「いつでも」のニュアンスを付け加えることで、相手にとっては自分に選択肢がある印象に聞こえるため、「押しつけ」ではなく「心からの親切心」であることが伝わるでしょう。

こんな表現が自然にできれば、「話せる英語」に一歩近づきそうですね!

 

 

 

 

如何でしたでしょうか?

よく知っているつもりの ‘always’ に、上級レベルの意味が隠れていることがわかりましたね。

「なんとなく知っていた」という方には、この投稿で「完全に理解できた!」という印象を持って頂ければ嬉しいです。

このまま、mioの「話せる英語習得」に関するコツやヒントを学びたい人は、是非>>このブログの無料購読をどうぞ。

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それでは、お疲れ様でした!

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